令和元年12月14日(土)、「郷創塾 ~提言で故郷の未来を創る~」が開催されました。提言活動の検証や単会ビジョンとの関連性の理解、さらには提言活動への啓蒙促進に役立てて欲しいと日本YEGの政策提言委員会が中心となり企画、運営を行いました。
平成29年度から続く本事業。
今回は全国34,000名のYEGメンバーがより参加しやすいようにと東・中・西の各地区に会場を設け、東地区は静岡県静岡市、中地区は大阪府大阪市、西地区は佐賀県佐賀市と、3会場にて同時開催されました。
各会場が各々で進行するのではなく、それぞれの会場をオンライン会議システム「ZOOM」で繋ぎ同じ内容のもとに進行され、さらにより多くの方々にYEGの提言活動について知って貰う機会を創出しようと全国に事業の模様をライブ配信しました。
西地区佐賀会場では、九州ブロック 福岡県連 久留米YEG 山村公志郎 氏、原真人 氏による「政策提言をスタートした単会の事例」という内容の講話をいただきました。
平成30年度に創立30周年を迎え、その際に初めて政策提言を行ったという久留米YEG。当時の単会会長であった山村 氏と担当委員長であった原 氏は、提言活動について何も分からない状態の中、単会内で模索しながら全国のYEGネットワークを利用して提言の手法を学んだとYEGのスケールメリットを活かした活動であった事を感謝を交えながら解説しました。また、久留米YEGでは提言書提出以降も後追い検証を徹底しており、提言活動の目的は提言書提出ではなく提言内容の実現であり、さらには提言により地域を良くすることであると強調しました。
東地区静岡会場では、関東ブロック 静岡県連 静岡YEG 石川雅章 氏による「政策提言の実績豊富な単会事例と今後の展望」という内容の講話をいただきました。
地域の合併を機に静岡YEGとなった旧清水YEGの出身という石川 氏。自身初の日本YEG出向(平成12年度)を機に提言活動の必要性を感じるようになり、単純に「自分たちがこうあって欲しいと思う事」から提言活動をスタートしたと当時を語りました。提言の後追いは勿論の事、単会事業の中で提言内容の実証を行ったりと地道な活動を繰り返しながら提言内容を実現させてきた。自分たちの提言を通して変わっていく街。単会メンバーにとって「まちづくり」に関わっているという意識は強力な活性剤となった。YEG活動は勿論、ビジネス意欲向上にも繋がりビジネスでの成功を収めることも出来る、と提言活動の持つ「まちづくり」以外の一面も合わせて紹介し、提言活動は地域と共に歩むYEGの存在意義であると解説しました。
中地区大阪会場では、近畿ブロック 大阪府連 北大阪YEG 北角強 氏による「ビジョン先進単会による提言活動事例」という内容の講話をいただきました。
数年の間に会員数が倍増し、現在400名を超える巨大単会となった北大阪YEG。今年度その会長を務める北角 氏は、会の拡大はビジョンの設置によるものと冒頭にビジョン策定の経緯を説明。その中で行った分析作業から判明した北大阪YEGの考える連鎖的成長循環を示し、それに基づく成長戦略をビジョン設置にあたり議論したと話しました。提言活動もその成長循環の中に含まれており、提言活動を含めた全ての活動は単会の活性化、さらには親会の活性化、つまりは各会員のビジネスの為であると今後の北大阪YEGの大きな展望を交えながら丁寧に解説しました。
講話後は各会場の参加者から質疑が上がり、単会の提言活動に繫げるため不明点などを確認したり、抱える問題点への助言を求めました。質疑が会場をまたぐ場合もありましたが、引き続き会議システムを使い全てに応答を行いました。その後、全国に配布された会長アンケートの結果分析が行われ、全国的な提言活動の状況と日本YEGに求める動きなどが発表されました。
なお、「郷創塾」の模様はFacebookのライブ動画にて配信されております。
令和元年度日本YEG政策提言勉強会「郷創塾」
日本商工会議所青年部さんの投稿 2019年12月13日金曜日
今回で第3回目を迎えた「郷創塾」。オンライン会議システムを利用した全国3会場同時開催という初の試みの中での事業となりました。各会場でしっかりと連携を取り、これまでに無い形の研修事業として実施することが出来ました。
今後、新しい技術やツールの登場により会議や事業の在り方も変わってくるかも知れません。時代を先駆ける青年として、時流を捉えた事業企画が必須となります。今回の「郷創塾」は、その先駆けとなるような事業となりました。
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