平素より日本商工会議所青年部の事業活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
2019年末から「請求書を確認ください」などといった添付ファイル付きの怪しいメールが爆発的に増えています。また本人は送っていないにも関わらず、そのようなメールが来たと取引先から言われたという事例もあります。
これらのメールは、添付ファイルを開封するとウィルスに感染する可能性が非常に高いため、絶対に開封しないでください。
またグループウェアのAT(エンジェルタッチ)が乗っ取られたという情報もあるようですが、乗っ取られたという事案は発生しておりません。ご安心ください。
しかし、YEG会員の皆様が、ステークホルダーとの信頼関係を失わないためにも、ウィルス対策をしっかりと行うことはとても重要です。
日本YEGでは、以下のお願いをいたします。
【電子会議室管理者様・事務局様へのお願い】
今回の事例のみならず、ATの電子会議室の設定によっては、意図せずしてメールを拡散されてしまうこともあります。以下の設定変更をお願いします。
① 頻繁に使用されない会議室については、電子会議室の基本設定を次のように変更ください。
◇メンバー以外の投稿 [許可しない]
◇メールでの投稿 [許可しない]
② 必要のない電子会議室は削除ください。
【YEG会員の皆様にお願い】
「Emotet」(エモテット)と呼ばれるウイルスへの感染を狙う攻撃メールが、国内の組織へ広く着信しています。特に、攻撃メールの受信者が過去にメールのやり取りをしたことのある、実在の相手の氏名、メールアドレス、メールの内容等の一部が、攻撃メールに流用され、「正規のメールへの返信を装う」内容となっている場合や、業務上開封してしまいそうな巧妙な文面となっている場合があり、注意が必要です。今後も同様の手口による攻撃メールが出回り続ける可能性があります。
<ご参考>
『「Emotet」と呼ばれるウイルスへの感染を狙うメールについて』(2019年12月11日付、独立行政法人情報処理推進機構HP)
https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html
Emotetへの感染を防ぐというためだけにとどまらず、一般的なウイルス対策として、次のような対応をすることをお願いいたします。
・身に覚えのないメールの添付ファイルは開かない。
メール本文中のURLリンクはクリックしない。
・自分が送信したメールへの返信に見えるメールであっても、
不自然な点があれば添付ファイルは開かない。
・OSやアプリケーション、セキュリティソフトを常に最新の状態にする。
・信頼できないメールに添付されたWord文書やExcelファイルを開いた時に、
マクロやセキュリティに関する警告が表示された場合、
「マクロを有効にする」「コンテンツの有効化」というボタンはクリックしない。
・メールや文書ファイルの閲覧中、身に覚えのない警告ウインドウが表示された際、
その警告の意味が分からない場合は、操作を中断する。
・身に覚えのないメールや添付ファイルを開いてしまった場合は、
すぐにシステム管理部門等へ連絡する。
また、WordやExcelのマクロ機能に関する設定の変更、Emotetに感染した場合の影響等については、下記 JPCERT/CC から公開されている注意喚起を併せて参照してください。
<ご参考>
「マルウエア Emotet の感染に関する注意喚起」(2019年12月10日付、一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンターHP、)
https://www.jpcert.or.jp/at/2019/at190044.html
今回は、コンピューターウィルスですが、新型肺炎ウィルスについても日本で確認されたようです。健康経営をするためにも十分にご注意ください。