福井YEG、敦賀YEGの単会訪問を終え、有定耕平福井県連会長(武生YEG)の越前市で懇親会を行い、越前市や福井市にて宿泊を終わりました。
1日を通じて質問やご意見の多かったことについて、田中会長の当日の説明も含めて、特別編では山中副会長がお答えします。こちらを掲載することで少しでも日本YEGを身近に感じていただければ幸いです。
① 日本YEGって遠くの宇宙の彼方の人たちのように感じていました。
② 全国大会が終わった後の全国大会ロスや退会者などはありましたか?
③ どうしたら若い方をPRなどに参加してもらえるよう説得できますか?
④ 全国大会の分科会についてのお考えをお聞かせください。
大きく以上の質問が多かったかと存じます。やはり来年度福井県連で全国大会を主管されるだけあって、全国大会関連のご質問が多いようです。
全国大会の大前提。「主催」は日本商工会議所青年部。「主管」は道府県連となります。そして、全国大会の大会会長を輩出するのは「開催地」YEGとなります。主催、主管、開催地の呼び名にご注意ください。日本YEGの会長は全国大会を「開催」した大会会長が2年後に就任されるルートが王道となっています。
そこで①ですが日本YEGは正式名を全国商工会議所青年部連合会といいます。全国皆さんの所属する青年部の連合体ですのでまったく遠い存在ではありません。むしろ各地青年部の会長を就任された方が多く出向されており、相談できる頼れる存在でありたいと願っております。上記の通り会長の選出についても全国のYEGから輩出できる仕組みとなっており民主的かつオープンな組織となっています。
ただ、こわもての方もまあまあ多いため、話かけにくいかもしれませんが、ぜひ勇気を出して色々ご相談ください。困っている仲間を放っておく日本YEGメンバーはいないと確信しています。
②、③、④は全国大会に関連しますのでまとめてお答えします。
全国大会ロスやその後退会者についてです。こちらは全国大会を受ける道府県連次第ではないかと考えます。例えば岐阜県連の場合は、開催地(各務原)を中心としますが、岐阜県連で主管し全国大会を運営するということを常に意識してきました。このため開催地の負担も大きかったとはいえ、現場負荷としては分散できたのではないかなと考えます。とはいえ当日の4日間はあっという間に過ぎていき、現場での記憶はほとんど残りません。なので全国大会が終わっても、ぼーっとすることはありますが日常に戻ることはできロスはほとんどありませんでした。退会者についてもいないわけではありませんが、うまくYEGメンバーを日常に戻すことができれば、減らすこともできるのではないでしょうか。
分科会についてですが、主管道府県連所属の開催地以外のYEGは分科会を担当することが多いです。全国大会の実行委員会でプラス式典や設営、大懇親会やPRなどの役割がある場合もありますが、分科会について、一つ以上を担当することになります。
全国大会の日程・流れついて、だいたい決まっており、大きく変更することはできません。このため道府県連の特色をだそうと思うと、分科会を工夫するしかありません。しかし全国のメンバーからみると多くは平日開催で、分科会登録のハードルは非常に高くなっています。何も事前に検討しなければまず登録されません。
このため、「分科会はよっぽどの内容でなければまず登録されない」ことを前提として組み立てる必要があります。
分科会の内容について「会社を休んでも行きたくなる内容」のレベルまでしっかりと詰めていくことが必要です。観光!美味しいものを食べられますよ!といった分科会は残念ながら登録が埋まりません。「分科会を開催する青年部との交流」ができ、地域の特色を生かした体験、地域の産業が学べる研修などが人気の分科会となります。
特に「分科会を開催する青年部との交流」について、田中会長は非常に重視されています。むしろ「そうじゃないと分科会の意味がない」とまで考えておられます。
「分科会はよっぽどの内容でなければまず登録されない」ことを前提とするならば、文化科会に登録してもらうためのPRが必要となります。ここに若いYEG会員と一緒に行っていただきたいと考えています。
では、なかなかYEG会員に遠方までPRにいってもらう説得をどうしたら良いのか?それは行き先のビジネスのつながりや歓楽街など楽しそうな場所にPRに行くことです。姉妹YEG、友好YEGの近隣でもOKです。とにかくその場所にいくための理由をしっかりと作ることが重要になります。
そして、役員だけに聞くのではなく、所属会員全員にストレートに聞いてみることです。例えば、「AというYEGさんに、分科会にPRに行きます。Aという場所はこういう場所でとても勉強になる(楽しい)ところです。**月**日に限定**人です。ぜひ一緒に行きましょう」という感じです。意外とYEG会員同士で深く仕事の話をしないこともあり、つながりが深いから行ける人(行ってみようかな?)という方が必ずいます。行きたい人がいない場合は、直接交渉となりますが、あまり困らずにPRの枠は埋まることが多いです。
では、実際PRに行って壇上で分科会の説明などすることも大事なのですが、より大事なミッションがあります。それはしっかりと懇親会のテーブルで名刺交換をして分科会のPR をします。その中で興味がある、もしくは登録したいという方の名刺に「HOT」マークをしておきます。地元に戻りPRに行ったメンバーが受けとった全員の名刺をスキャンしデータにします。特に興味のあるHOTマークがついた方には、分科会の準備の様子、登録が始まりましたといった内容をメールでご案内していきます。
これは先日行われた翔生塾でのクラウドファンディングでも使われている手法です。大会PRなどで潜在的に登録してくれそうなリード(名刺など)を獲得することをリードジェネレーションと言います。リードジェネレーションで獲得したリードをメールなどでさらに登録してもらうように誘導することをリードナーチャリング(リードの育成)と言います。
リードジェネレーションからリードナーチャリングまでの手法をYEGで実践することで、自社のセールスマーケティングに応用することも可能です。
※これらをWEB広告からメールマガジンまで自動的に実施する仕組みをMA(マーケティングオートメーション)といいます。
これらのビジネスの勉強もあわせてすることでも、若い方へのアプローチになるのではないでしょうか。
【おまけ】
日本YEG会長を少しだけ体験してみましょう。ぜひみなさんもお時間あったら追体験いかがでしょうか。もしかすると日本は近く感じても日本YEGが遠く感じるかもしれません。
8月22日 全行程:車311km 4時間53分
10:00~ 山中副会長と合流 各務原を出発
東海北陸自動車道―名神自動車道―北陸自動車道を通り福井へ
13:00~14:30 意見交換会(福井YEG)
14:40~15:50 敦賀へ移動
16:00~17:00 意見交換会(敦賀YEG)
17:10~18:40 武生へ移動
19:00~21:00 懇親会(越前市)
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