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地域教育事業2019 (宮城県連気仙沼YEG)

地元企業×中学校×NPOの取り組みコラボ企画が2年目を迎えました。

宮城県連気仙沼商工会議所青年部(以下、気仙沼YEG)が平成30年度の新規事業として、市内中学校を訪れ直接生徒たちに「はたらきがい」を伝える事業を実施するにあたり、市内で各方面にわたり活躍している(一社)まるオフィスの教育事業である「じもとまとまるゼミ」の実施方針が合致し、連携・協力して「気仙沼YEG地域教育事業」として事業展開をしていくこととなりました。地元企業の若手経営者らが中学校を訪れて直接生徒たちに「はたらきがい」を伝える出前授業を行います。今年度は昨年度を上回る4校を回りました。


(株)菅原工業の菅原渉専務が自社の建設業はじめ、地元の仕事のイメージアップを図りたいと発起。
今年度も企画コーディネート業務や当日の司会進行を(一社)まるオフィスが気仙沼YEGより受注しました。
3者の課題解決につながる三方よしの企画です。


① 地元企業は急速な担い手不足に危機感を抱き、地元の仕事の魅力を直接次世代に伝える必要性を感じています。

② 中学校も同じく、急激な少子化に伴う学級減少により教員数も年々減らされています。一方で、地域との連携企画は調整コストがかかります。

③ まるオフィスは復興期終了に向けて自主事業の拡大を目指し、地域教育におけるコーディネート業務やワークショップ技術を買ってくれる相手を探していました。

地元の魅力は地元のプレーヤーから教わるのが一番です。
学校だけに押し付けず、地域ぐるみで人を育てる、そんな地域創生の取組みでもあります。


当日は、経営者によるピッチ(自社事業を紹介する3分間プレゼン)が行われたあと、グループに分かれて少人数によるワークショップを実施。対話による深い学びを中学生に促します。


[学校側より生徒さんたちの声]

「(気づいたことは)”地域のことをよく考えている”っていうことが、仕事っていうもののキーワードになっている。」

「仕事ってずっと大変っていうイメージをもっていたが、お客さんの笑顔で自分も嬉しいと思えるということを学びました。」

[気仙沼YEGメンバーからも]

「資料づくりやプレゼンを通して、自社の事業を見つめ直す機会、他社の事業を改めて知る機会になった。」

「中学生に伝える難しさを痛感!」

など、子どもだけではなく、まさに地域全体の教育事業になったのではないでしょうか。

当事業は先日開催された、「第38回 東北ブロック大会 やまがた新庄大会」において、『地域をつなげる連携事業大賞 準グランプリ』を受賞しました。

 

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