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第22回「お祝い夢花火」(山口県連山陽YEG)

令和元年10月26日(金)山口県連山陽商工会議所青年部(以下、山陽YEG)は、第22回「お祝い夢花火」を開催しました。

地域の声から産まれた「請願駅」である山陽新幹線 厚狭駅の開業に合わせ、ふるさとに誇れるイベントを開催しようと山陽YEGが平成9年に当時では珍しい秋の花火大会をスタートさせました。

“おめでとう”、“ありがとう”、“がんばれ”などのメッセージを、プロジェクターでの映像やアナウンスにより花火に乗せ伝えるというロマンチックな花火大会です。

当初は青年部メンバーの人海戦術により近親者からお祝いをかき集め400席でスタートしました。それ以降、想いを伝えるツールとしてこの花火大会が徐々に浸透し、今ではYEGメンバーを中心に1,600万円を超える申込金に発足時の10倍以上となる5,500席の観覧席を設えるとともに8,000発を打ち上げる規模の大きな花火大会に成長しました。

会場のロケーションも抜群で地元漁港の波止場から打ち上がる花火は目の前に大輪の花を咲かせ、その距離感、迫力は日本一と言っても過言ではないと山陽YEGのメンバーは話します。年を追うごとに花火自体のボリュームも増し、広域からの観客も増え、一般観客数は地域人口の倍を超えるまでになりました。

こうした地元にある素晴らしい環境資源を見つけだすことも街づくりの重要なきっかけであり、イベント創設時のコンセプトであった「地域に誇れるイベント」として確固たる地位を獲得し、交流人口増加にもつながっています。今や各地よりイベントの視察に訪れていただく事業にまで発展しました。

 


この花火大会は参加型の花火大会として協賛金という言葉は一切使わず、花火に対していただく費用を申込金と呼んでいます。1口12,000円からの申し込みでお祝いカテゴリを選び、5席のテーブル特別観覧席券が貰えます。観覧席の周囲には地元団体や飲食店などのブースが軒を連ね、テーブルで想い想いの方と飲食を共にしながら、感動の花火を鑑賞できる秋の一大天空ショーとなっています。

 


各地域で花火大会の中止や縮小が取り上げられる中、助成金や協賛金に頼らない新たな手法によるこのスタイルは各企業や団体での福利厚生や慰労会、忘年会にも応用されるなど、1つの在り方として広がりを見せています。

また、日本で5場しかない公営競技である近隣の山陽オートレース場の広大な駐車場を全面的に解放いただき、行政の支援により開場までのシャトルバスが運営されています。花火大会の翌朝には、休日にも関わらず地元の中学生が学校行事の奉仕活動として毎年YEGメンバー、地元の方々と共に清掃活動をしてくれています。

「お祝い夢花火」は地域一体となった街づくりの基盤事業となっています。

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