日本商工会議所青年部(以下、日本YEG) 研修委員会主催(小杉暢幹 委員長 新発田YEG)による第15回ビジネスプランコンテスト(以下、BPC) ブラッシュアップ研修会が茨城県水戸市にある農村研修館で2月2日~4日の3日間行われている。
第1次審査を通過した19のYEG会員が0泊3日という過酷な合宿を行う中で自らの事業を興すうえで重要な事業プランのブラッシュアップを行っている。
毎回講師にはエディフィストラーニング㈱の清澤 正氏をお迎えし、会員のビジネスプランの向上への提言をお願いしている。
BPCは日本YEG研修委員会の事業の中で特に重要な事業であり、今回で15回目となる。今回の合宿で2次審査を行い、岐阜県各務原市で行われる全国大会での最終審査によって選ばれるグランプリとなる前の最終関門となる。
全国から集まっている19組のYEG会員は0泊3日の合宿で研修委員会メンバーをパートナーとして自ら立ち上げる事業をさらに磨き上げるために喧々諤々の議論を行い、磨きをかけて事業として成り立つために研鑽を積む素晴らしい機会になっている。
今回BPC、またブラッシュアップ研修会に対して小杉委員長はこのような思いを語っている。
「第15回を迎えるBPC、時代に沿った、また革新的なビジネスプランを研修委員会が行うBPCによってより高いものにしていいただきたい。
BPCはコンテストのように思われるが、主なる目的は研修と思っています。BPCを通じて今回参加していただいた会員、また研修委員会のメンバーにとってより多くの学びがあることを期待しています。またこのような伝統のあるBPCを更生、次代につないでいきたいと思っています。
またブラッシュアップ研修会はBPCの中で特に重要で、目玉がこの研修会と思っています。今回数プランに最終審査に絞ってはいきますが、グランプリを目指す、そこが目的ではなくて、今回この研修を通じて学んでいただくのが目的であり真髄であると思っています。
研修委員会が長年行ってきたこの伝統ある事業を成長させ、次年度につないでいきたいと感じていて、このBPC、ブラッシュアップ研修会はYEGの存在価値の本質だと思っています。
YEGはボランティア組織とはまた違う、YEGメンバーが地域に貢献するにあたって、まずは自己研鑽をYEG活動の中で行い、自己の事業を発展させ、そして地域に貢献することにあると思っています。
まずは自分が成長するにあたってBPCこそがYEGの本質だと思っています。
コンテストで優劣はついてしまうのですが、このBPCを会員が経験することによって、所属している単会会員や、地域に還元させてほしいと思っています。」
また講師をお願いしている清澤氏にもコメントをいただき、このように語っていただいた。
「今回BPCに携わっている中で、ほかにも多々ビジネスプランコンテストというものはあるが、YEGが行うBPCには特に意義を感じている。とくに33000人いる仲間の中で経営力を高めるために切磋琢磨する、また自分のことだけでなく、地域のことを思ってビジネスを考えていく活動はYEGのエネルギーの活力の源泉になり得る事業にあると感じている。ただ個人のビジネスだけでなく、YEGの理念である地域貢献があることが潜在的に意識されたコンテストだと感じている。
必ず賞を取ることが重要視されるものではなく、賞を取りに行くためのプロセスが大切であると感じている。会員だけでなく、委員会メンバー、また事務局なども学ばせていただくというスタンスが重要であり、支援するほうも学んでいくというイベントになってきた感覚がある。
特にYEGの運営上継続的な運営が難しいところもあるが、引継ぎなども会員同士の繋がりも保ちながら継続しているところも素晴らしく感じている。そして、継続しながらも毎年委員長を中心に新しくしていこうという理念を持ちながら進化させ、成長させていくところが素晴らしい事業と感じている。学びのプロセスが重要であり、自事業を発展させ、ほかの会員の事業を発展支援する一つになることを期待している。
また毎年、既存事業の発展をさせたい、新規事業にチャレンジしたい、YEGのネットワークを活用したいなど様々な意図をもって参加していることも素晴らしく感じている。」
4日のブラッシュアップ研修会における最終プレゼンテーションによって審査され、数プランが全国大会において発表され、最終プレゼンテーションが行われる。
そして全国大会内においてグランプリが発表となる。
日本YEG 広報委員会 村田大輔