福井YEGでは、子供達へのキャリア教育に力を入れて取り組んでおります。一番の主力事業である小学生を対象とした「アントレ・キッズ」(http://www.fcci.or.jp/fyeg/entrekids/index.html)を中心に、昨年度より大学生向けのインターンシップ事業にも挑戦しております。
実際問題として、大学生のインターンシップの受け入れを行うにはそれなりの受け入れ体制や事業規模といった基盤が必要であり、中小零細企業が単独で取り組むことはなかなか難しい面があると思います。一方で、我々の企業活動を大学生に知ってもらうために大変有効な機会でもあります。そこで福井YEGでは、組織のメリットを活用し、同業種でグルーピングして複数企業で受け入れを行っております。また、福井県経営者協会主催の「福井県インターンシップ」事業にYEGとして参加することで、学生への告知や募集面での課題をクリアしました。
昨年に続き2回目の受け入れとなる今年度は、2018年9月3日(月)より5日間の日程で実施。「総合建築業界が分かるコース」、「イベント業界が分かるコース」、「企業コンサルティング業界が分かるコース」の3コースに県内外からの大学生7名が参加してくれました。
「総合建築業界が分かるコース」では、展示場や建築現場に実際に赴き研修を行いました。
「イベント業界が分かるコース」では、広告制作の現場やイベント会場設営現場を見学したり、ワークショップとして、「住宅展示場のイベント企画」をテーマに企画書作成業務などを行っていただきました。
「企業コンサルティング業界が分かるコース」では、弁護士、社会保険労務士、会計士といった士業メンバーが担当。
法律(弁護士)事務所では、仕事の説明と職業体験としてパラリーガル体験をしていただきました。また、社労士・コンサルティングの仕事として労働基準監督署に同行したり、給与計算を体験したり、就業規則の考え方を学んだりしました。
5日間のインターンシップの最終日は、福井商工会議所に集まって「インターンシップ学生発表会&懇談会」を開催。
福井YEGの五十嵐会長による会長挨拶に続き、インターンシップ学生による発表を行いました。ここでは、参加していただいた学生全員に1人ずつ、1週間のインターンシップの振り返りと、それを踏まえた将来のキャリアビジョンを発表してもらいました。
学生1人1人の発表の内容が非常に個性的で、また興味深い内容でありました。また、1週間のインターンシップの体験が出来て非常によかったという感想が多く、YEG会員として、事業の意義の大きさを感じることが出来ました。
加えて、インターンシップ受入企業にも、インターンシップの感想を述べてもらいました。「会社のスタッフに対して刺激になった」、「自分の仕事を見つめ直すきっかけになった」等の好意的な感想を述べてもらいました。
その後、福井YEGメンバーとインターンシップ学生による懇談会を実施しました。若手青年経済人と学生で、インターンシップの感想や、就職活動等さまざまなことについて気軽に意見交換をすることができました。
参加していただいた学生の皆様、1週間お疲れ様でした。ぜひ今回の経験を自分の就職活動や働き方に活かしていっていただけたらと思います。
≪インターンシップ参加企業≫
「総合建築業界が分かるコース」
・株式会社サンテンコーポレーション・石橋建材株式会社・積水ハウス株式会社
「イベント業界が分かるコース」
・株式会社ドゥーガブレインズ・株式会社クレドワークス・株式会社福井新聞PRセンター
「企業コンサルティング業界が分かるコース」
・北出経営労務事務所・安田会計事務所・弁護士法人ふくい総合法律事務所