大阪府連守口門真商工会議所青年部(以下、守口門真YEG)は、去る令和元年7月に地域の中小企業の皆様をはじめ、各諸団体の皆様、行政や市民の皆様、各関係者の皆様の温かいご支援とご協力により「第42回鳥人間コンテスト 滑空機部門」に「守口門真YEG×摂南大学」として出場しました。
遡る事平成29年4月、「守口門真YEG(地元の企業家集団)として地域発展に繋げる為に何かできないか」という想いからこのプロジェクトが始まりました。 やがて、その想いは地元の若者との共同プロジェクトとなり「鳥人間コンテスト挑戦」に発展。近隣大学の摂南大学理工学部に協力を要請したところ快く引き受けて頂き、平成30年4月に年齢差30歳のチーム「守口門真YEG×摂南大学」が発足となりました。
コンセプトを「Chain dream development 夢 × 挑戦 × 継承 = 地域発展 」と掲げ、地域への活力、希望に満ちた未来への旗印となるべくプロジェクトを始動させました。最初は何と言っても素人の集まりで、誰一人として航空力学も知らず、飛行機なんて作ったことも無いという状況。ましてや、飛行機の設計など未経験。その中で勉強会や経験チームへの見学等、研鑽に研鑽を重ねて、平成31年2月に行われた書類選考会で、見事に初挑戦で予選を突破しました。
令和元年5月から機体製作を開始。しかし、設計図通りに作ることがこんなにも難しい事かと痛感させられるばかりの日々。予定に無いパーツが必要になったり、予算が…と、様々な壁にぶつかる日々を乗り越え、機体を完成させました。
<令和元年度 守口門真YEG 松阪 寛司 会長>
今回、守口門真YEGの創立35周年の記念事業として35周年実行委員会が中心となって活動しました。 それぞれがそれぞれの得意分野で力を発揮し最終的には35周年実行委員会の枠を超え、守口門真YEGメンバー全員が一丸となって取り組むことができました。
年齢差30歳のおっさん達と学生さんの混合チーム。世代を超えた年齢差の中で、物事の取り組み方の違いであったり、考え方の違いや温度差が出たりと、チーム内で衝突することもありました。しかし、振返ってみると本気で活動をしているからこそ起りうる現象だと思います。本気でおっさんと学生がぶつかり合い、同じ目標に向かって一つの事を成し遂げ、一致団結出来た事は非常に大きな成果だと思います。また、当青年部の枠を超え、会議所会員さんの工場製造協力や他単会、地元企業や飲食店など延べ400名を超す応援協力金というご支援も頂きました。本当にありがとうございました。
令和元年7月28日本番当日。100名を超す大応援団の支えの中、守口市、門真市の未来を乗せて、1mでも前へと意気込んでフライトに臨みました。あいにくの悪天候の中、フライト結果11.4mという結果でした。しかし、当機体はしっかりと風を掴むことができ、前へ進むことができました。 後日、名誉なことに「THE FRESH BIRDMAN賞」という賞を頂くことが出来ました。皆の頑張りと応援してくださった皆様の気持ちが一つになった最高の11.4mだったと思っています。
今回、地域発展の旗印となるべく挑み、守口市、門真市、そして守口門真YEG、摂南大学とメディアにもしっかりと取り上げてもらい、すばらしい地域PRになったのではないかと思います。何より、未来を担う学生の皆さんと1年間、密に活動させてもらいお互いに切磋琢磨しながら学ばせてもらいました。地域に根差す地元企業、YEGのおっさん達、摂南大学の学生の皆さん、双方に素晴らしい関係性が新たに構築できたと感じております。今回のプロジェクトを通して地域発展の大きな一歩を踏めたと確信しております。
守口門真YEGの鳥人間コンテスト挑戦の詳細は
守口門真YEGホームページに掲載されています。
https://www.mk-yeg.com/r1/tori2019/001.html
この記事へのコメントはありません。