『YEG DX2022』について連載形式でご説明いたします。
YEG会員に対して社会は何を期待しているのでしょうか?コンベンションによる経済効果、経営者としての研修機会の提供、レセプションでの人脈の広がりによる地域への還元、地域貢献に対するマンパワー、近年様々な期待がYEGに寄せられています。
YEGの強みは研修により向上した経営者としての資質であり、連帯した全国組織ならではの信頼感と集合知にあると考えます。
中でも日本からYEGに大きく期待されている分野があります。それはDX(デジタルトランスフォーメーション)です。
世界から見て、日本のIT人材が不足し、IT化やDXに対して大きく遅れをとっていることは各種統計や報道から見て明らかです。
そこで、32,000名もの会員を有するYEGが「リスキリング」としてDXを学ぶことで、日本の社会的課題を解決する大きな原動力となるのです。
『YEG DX2022』のゴールは、YEG会員がデジタルツールを活用し、YEG活動の生産性を向上させることです。例えば、従来何時間もかかっていたことをデジタルツールの活用により、数分の活動で出席率向上ができるようになることです。
「YEG活動しやすくなったね」「全国の会員とつながりやすくなったね」といった「しやすくなった」という感想をできるだけ多く持ってもらうことがDXのきもとなります。
では、YEG活動におけるDXとはどういったことが考えられるでしょうか。例会の出欠、会員への連絡などを行うため、エンジェルタッチ(以下AT)を導入する。これももちろんDXのための第一歩です。
しかしDXとしてはまだまだ足りません。ATにあるお悩み掲示板を使ってYEG活動の悩みや相談を行い、解決する。ここまでやってはじめてDXとなるのです。
『YEG DX2022』のゴールを達成するためにABCDE戦術というのを考えました。
A:Angel Touch(エンジェルタッチの改善)
B:Broadcast(オンラインとオンサイトのハイブリッド会議の実施)
C:Cashless(大会登録システムのクレジットカード決済の導入)
D:DX lecture(DXの講義や講演会など)
E:EC(ECの活用や越境ECについて)
ECとはElectronic Commerceの略で、電子商取引のことです。
次回『YEG DX2022』では、ABCDE戦術のそれぞれの具体的な内容についてご説明します。