結の花火プロジェクト(大野YEG)

開催日時:10月21日(水)
開催場所:福井県大野市
開催目的・内容:
 「コロナに負けない!」とはどういうことでしょうか?私たちの住む大野市は、人口3万2千人規模の、市民の生活を小規模店舗が支えている街です。行政に頼り切りではなく、市民1人1人が前を向いていくことこそが、大野にとって何より大事だと感じました。市民の経済活動を活性化し、前を向いてもらえるようにと考え、紆余曲折の末に辿り着いたのが、この「結の花火プロジェクト」です。
 独自にクラウドファンディングを立ち上げ、人々の支援により、コロナで中止となった花火大会の代わりに花火を打ち上げることにしました。支援金のうち、半分は市内の経済を活性化させるための返礼品(市内で使用可能な応援券や特産品)として、残りの支援金を花火打ち上げの費用としました。また、少額の寄付も募れるように、寄付金の態勢も作り、SNSを中心に、大野市外の方も含め広く支援を募りました。
 結果として353万円の支援を頂くことが出来ました(約160万円が返礼品となりました)。この資金を元に、密にならないように、市内のほとんどで見られるようにと、大野市初となる市内同時3ヶ所打ち上げを決行しました。当日、コロナを考慮して打ち上げ場所は公表出来ませんでしたが、多くの方々と共に花火を見たかったです。
 ただ、多くの課題が残ったのも事実です。今回「市民の力で成し遂げる」ことを目的としたため、行政や親会の補助金、事業所の協賛金は頂かずに事業を進めました。費用を抑えるため、支援金募集の広告もSNSを中心に行いましたが、高齢者が多い土地柄もあり、事業のことを知らずにいた方も多く、また、独自のクラウドファンディングを立ち上げたため、システムトラブルも多くなり、支援の機会を失ってしまった方も多かったです。このため、MAX 金額を800万円に設定しましたが、結果は前述の通り353万円の支援金となりました。それでも携わって頂いた多くの業者の方のご厚意により、花火は無事に打ち上げることが出来ました。
 大野YEGだけの力では成し遂げられなかった事業です。打ち上げ場所を提供して頂いた市役所、防火をを指揮して頂いた消防署、交通を管理して頂いた警察署、人員等の支援をして頂いた親会、そして携わって頂いた多くの方々のご協力無しには成し遂げることは出来なかったと思います。ですが、何よりこの事業成功のために力を惜しまず動いてくれたメンバーに感謝しています。
 後日、支援の有無にかかわらず、多くの方から「良かった」「ありがとう」と声を掛けて下さったと、メンバーからも聞いています。会長という立場で私自身も多くの方から声を掛けて頂いております。ですが、この事業の成功が私だけの力では無いことは私自身が1番分かっています。「ありがとう」の声に私はこう答えています
「ありがとうございます。大野YEGってすごいでしょ」

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