日本YEGは設立以来25年の年月が経過し、日本商工会議所および各地商工会議所の支援・指導の下、先輩諸兄の多大な努力により、成長期を経て成熟期に入ったと考えられます。また、各地のYEGも各地域においてその存在価値を十分に示し、YEGブランドが全国的に底上げされてきました。
従来からの「交流・連携」「研修・研鑽」事業に加え、近年は国会議員と関係省庁の若手公務員等との交流・意見交換や日本商工会議所に対する提言活動を行い、全国組織としての影響力も発揮しつつあります。
平成20年度は、この四半世紀をひとつの節目として捉え、新しい四半世紀の第一歩として、YEGの基本である自企業の発展を実践する商工人の集まりであることを再確認し、新たな日本YEGを再構築していきます。それを例えるなら、日本YEGという駅のプラットホームを改装し、新たなプラットホームの増設をおこない、利用しやすさや利用価値を昇華させ乗降客がさらに増加する駅にしていくことだと言えます。
今までの事業の継続と充実に加え、次の3つのテーマを中心に、利用価値の高い日本YEGを目指して、運営していきます。
【YEGスクラムの強化】
商工会議所青年部の連合体組織として、YEG間、地域間、そしてメンバー間の連結器となり、フェイストゥフェイスとネット上の両方の場で、交流と連携を図る機会がより多くなるようにしていきます。また、各YEG(単会、道府県連、ブロック、日本YEG)のコミュニケーションがとれ、必要なときに必要な情報が双方向に流れるように努めます。
【ビジネスフィールドの拡大】
26,000人のネットワークがビジネスで繋がる新たな事業を立上げ推進していきます。また、YEGメンバーに具体的なメリットのあるビジネスチャンスやビジネスヒントを提供し、YEGのビジネスフィールドを拡げていきます。
【真の経営者・リーダーづくり支援】
組織はトップで99%決まると言われるように、企業のトップやリーダーである我々YEGメンバーの役割は非常に重要です。真の経営者・リーダーとしての資質を研く研修プログラムを作成し、また有効な研修情報を提供するなど真の経営者・リーダーづくりを支援していきます。
(1)単会・道府県連・ブロック間、ならびに会員メンバー間の交流と連携の促進
- (1)全国大会の企画、運営とその充実(主管地実行委員会と共に)
(2)ブロック大会開催地連絡会議の開催
(3)各地9ブロック大会への協力
(4)YEGビジネス交流会の実施(YEGビジネスネットワーク支援室との連携)
(5)各地YEG連携事業への協力
- (2)研修・研鑽を通じての人材育成
- (1)全国会長研修会の企画、運営とその充実(主管地実行委員会と共に)
(2)主催する研修会(翔生塾、ヤングリーダー研修等)の充実
(3)単会で活用可能な研修プログラムの開発
- (3)各地YEG(単会・道府県連・ブロック)活動への支援
- (1)YEGグループウェアであるエンジェルタッチの普及、利用促進
(2)YEG事業データベースの充実
(3)YEG大賞事業の企画、運営
(4)各地商工会議所定款における青年部記載促進
(5)各地YEG活動に役立つ情報の提供
(6)各地YEGの声・情報を収集、集積、分析した政策提言のまとめと発信(必要に応じ)
- (4)会員企業へのビジネスチャンスの提供およびビジネス支援
- (1)「ご縁満開YEGビジネスサイト」の充実
(2)全国YEGメンバー事業所紹介、YEGカードの検討・導入
(3)ビジネスマッチングの場の提供および情報提供
(4)商青連コミュニティビジネス協議会との連携
- (5)広報活動の強化
- (1)ホームページの充実
(2)メールマガジンの充実
(3)YEG外部への情報発信とYEGブランドの認知促進
- (6)組織強化と組織改善
- (1)会員拡大(未設置商工会議所への青年部設置の促進)
(2)会員増強(未加入青年部の日本YEGへの加入の促進)
(3)組織運営改善のための継続的見直し
- (7)日本商工会議所との連携強化
- (1)日本商工会議所の研修、セミナー等の情報提供
(2)日本商工会議所会頭、役員との懇談会開催
(3)日本商工会議所が設置する小委員会への参加
(4)日本商工会議所への意見具申
- (8)他団体等との交流と連携の促進
- (1)全国商工会青年部連合会、社団法人日本青年会議所等との交流
(2)国会議員および関係省庁の若手公務員との交流
(3)CACCI-YEG-AP(YEGアジア大洋州)との交流
春の会長会議における平成20年度事業紹介ビデオ