グローバルスタンダードという価値観が加速度的に浸透する昨今の世界経済情勢の中、日本経済においては、急激な二極化が進行しています。好調な外需に牽引され、ジャパンブランドと称される大企業が史上最高益を更新し続ける一方、自分の生まれ育った地元に根付き、地域の経済を支え、ここ数年来の景気回復の恩恵とはほぼ無縁な我々中小零細企業の存在があります。緩やかな成長曲線を描く日本経済も、プラットホームである内需をないがしろにしては、行く行くは斜陽に入ってしまうのではないでしょうか。
加えて、近未来的な日本経済の動向を考えると、内外にある数々の不安定な要素が我々を取り巻き、来年以降の事業環境は前途洋々と言い難いと思われます。
その様な大変厳しい状況が予想される今後の日本経済において、我々中小零細業者は、個としていかに光り輝き、力強く生き抜くかを考えていかなければなりません。その為には、各々が幼少期より様々な恩恵を授かってきた地元に対し、どうしたら恩返しが出来るのかを当事者意識を持って真剣に考え、地域社会において存在価値を高めていくことが大切ではないでしょうか。
全国に26,000余名の同志を有する日本有数の青年経済団体である我々日本YEGは、個としては勿論のこと、日本経済の大切なプラットホームを担う者として、いかに光り輝くかを模索しなければなりません。ついては、独自の目線をもって経済振興を成し遂げる方法を提起し、行動に移すことが大切です。
当委員会では、本年度の会長所信にある「1人の声は微力でも10,000人の声は国をも動かす」という言葉に則り、日本YEG一丸となり共に考え、共に行動して、共に輝ける新しい日本の未来に向かい、そして次世代を担う我々の子供達の礎として時代の先導者たる団体になることを目指し、未来志向のビジョンを確立し推進します。
- 1) 日本YEGの組織および活動のあり方の検討(YEG地域支援活動)
- 商工会議所を知ろう活動
- 全国各商工会議所常議員会へのYEGメンバーの出席促進
- 各地商工会議所定款における青年部記載の促進
- 地域支援、地域経済の発展に関わる様々な事業
- 2) 国会議員および関係省庁の若手公務員との交流と連携
- 地域からの意見、要望への対応と提言化
- 3) 日本商工会議所国際部およびCACCI(アジア商工会議所連合会)との連絡窓口
- 4)組織運営改善のための継続的見直し