主催者名
敦賀市高校生合同文化祭実行委員会、敦賀市商工会議所青年部音楽の集い実行委員会
開催日時
令和3年10⽉23⽇(⼟)13:00~15:00
開催場所
YouTube、Instagram、地元ケーブルテレビRCNほか(配信会場は「きらめきみなと館小ホール」)
開催目的・内容
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の為、市内外で様々なイベントが中止を余儀なくされ(敦賀市では毎年恒例の夏の大花火大会や敦賀祭り、敦賀マラソンなどが中止)、街全体が下向きになっているように感じておりました。
そこで、敦賀YEGとして、まちの賑わい創出、地域活性化に向けて、新たな取り組みを始めていこうと地元高校を集めた事業「敦賀市高校生合同文化祭 TonTeen~君のミカタ~」を企画いたしました。
YEGとしてまちづくりを推進することはもちろんの事、地元の若い世代を巻き込んでいくという流れ(昨年、敦賀YEGが中心となり、官民の有志で立ち上げられた「高校生応援プロジェクト」が一例)が、官民ともに出来上がりつつあります。
合同文化祭を通して、さまざま分野(音楽、美術、芸術など)に精通する人材を発掘し、また、高校生や一般の方による発表やパフォーマンスを披露してもらうことで、文化的な心の豊かさ・うるおいを創出することも目的としております。
今回の事業では、企画段階から高校生に携わってもらい、地元の活性化、まちづくりを自分事として認識してもらい、将来の地域を支える担い手の発掘と育成することを目的に、文化祭の内容を検討する、YEG・敦賀市役所若手職員・高校生(4校)による「風会議」(議題は文化祭の名称・各校の出し物について)を6月23日(水)に開催いたしました。
8月7日(土)には、プレイベント(『TonTeen~君と夏フェス~』)を開催する予定でしたが、福井県独自の緊急事態宣言が前日に発令され、延期せざるを得ませんでした(当日はラジオによる延期の案内を敦賀YEGメンバーでのみ行いました)。
また、10月の本祭の当初の企画内容は、市内商店街(神楽商店街・本町1丁目商店街)にブースやステージを設営し、文化芸術活動を行う高校生や一般の方が一堂にそろう発表機会を創出するというものでした。
しかし、コロナの感染状況がなかなか収まらない中、各校での学校祭(文化祭・体育祭)が延期・縮小され、自由ステージの時間制限や中止を余儀なくされました。
これ以上、高校生たちをガッカリさせたくない、どんなときでもあきらめない、チャレンジする姿を示そうと、プレイベントの延期決定後、急遽、企画・広報に携わってくれた高校生たちと協議し、企画内容を練り直し、感染リスクを減らし、コロナ禍でも開催可能な、出演者も視聴者も安心して参加できるオンライン文化祭へと大幅に企画変更いたしました。
コロナ禍で発表の場を失った高校生の発表機会の創出を最優先とし、発表形態は事前の動画撮影による発信をベースとし、コロナの感染状況が緩やかになった場合には、その時の情勢を考慮しつつ、リアルの演奏(無観客)を加えて、それらを配信する事といたしました。
9月23日(木・祝)に、延期されていたプレイベントとして、各校の学校祭や部活動の動画、学外で活動をするチームの動画などを織り交ぜて、『TonTeen~君と夏フェス~』を本祭に向けた動画募集の告知やお知らせ、一部屋外でのパフォーマンスを交えて、YouTubeでライブ配信しました。
今回の合同文化祭の準備においては、ロゴマーク、ポスターの原画、プロモーションビデオ撮影、広報など、高校生自らのアイデアを尊重し、敦賀YEGはあくまでもサポーターに徹し、次年度以降にも高校生が中心となっての開催に繋がるような活動を目指してきました。
プロモーションビデオについては、コロナ禍で活動制限をかけられながらも頑張る高校生たちの想いと日常の幸せを形にすべく、各校から広報チームとして集まった高校生たちに出演してもらい、地元の若手映像製作チーム兼YouTuberのAithraと共に制作いたしました。
10月23日(土)の本祭「敦賀市高校生合同文化祭~~Ton Teen 君のミカタ~」は、福井県内の感染状況や情勢を考慮し、リアル(無観客)でも、きらめきみなと館小ホールのステージで3組のグループにパフォーマンスしてもらいました。
配信会場から離れた場所でのウォールペイントパフォーマンスや勝山YEGさんの協力のもとノベリティグッズ作成の様子をライブ中継で結ぶなど、事前録画だけの配信だけでなく、リアルなライブパフォーマンスを織り交ぜてのYouTube LIVE配信を行いました。
当日の配信内容は次の通りです。
●きらめきみなと館小ホールにて
〇TonTeen Awards2021へ応募してくれた作品の紹介(30秒動画13作品+α)
ジャンル:ダンスパフォーマンス、トランプマジック、音楽ゲームのプレイ動画、コスプレダンス、実況動画、コマ撮りアニメ、チアダンス、アートパフォーマンス、トランペット演奏、エレクトーン演奏など様々。
個人、部活動単位で、30秒程度の動画を募集し、公式Instagramにアップロードし、「いいね」の数で競い、上位者を表彰するコンテスト形式のものです。
〇9月23日(土)プレイベント「TonTeen~君と夏フェス~」ダイジェスト
〇プロモーションビデオの紹介
〇ステージダンス:学校の異なる高校生2名のグループ。
企画や広報活動、動画の投稿に参画してくれた実行委員会メンバーを中心としたチーム。
〇バンド演奏:高校生2名(ボーカル・ドラム)+敦賀YEG3名(ギター×2、ベース)+地元敦賀の若手プレイヤー1名(キーボード)
※バンドはしたいがメンバーが足りずなかなか人前で演奏するところまでいかなかったとの事。今回、足りないパートを大人がサポートする事で実現。今後の彼らの活躍に期待。
〇チアダンス:気比高ダンスチア部。18名の部員でチア+ダンスを披露。
「コロナ禍でも夢に向かって頑張る皆さんへ今できる私たちの最大限の応援を!」
●きらめきみなと館ロビーにて(ライブ中継)
〇シルクスクリーン実演:勝山YEG
動画投稿者へのノベリティグッズとしてプレゼントするトートバッグに今回の合同文化祭のロゴをシルクスクリーンで印刷。ロゴを作成してくれた生徒さんによる作成補助の様子を配信しました。
●神楽商店街にて(ライブ中継)
〇ライブペイントパフォーマンス:チームumi
学校の異なる高校生3名で構成される敦賀市で活躍するアートプロジェクトチーム。今回は神楽商店街の一店舗の中の広い壁にペンキでペイントのパフォーマンスを行い、それを放送の最初と最後に中継しました。
※公式Instagram(@tonteen2021)において、応募のあった動画などをアップしております。
https://www.instagram.com/tonteen2021/?hl=ja
※当事業のプロモーションビデオ
詳細
コメント
敦賀YEGの組織運営については単年度である為、数年にわたる継続的な事業が推進しにくい状況でありました。
そこで、「敦賀市高校生合同文化祭実行委員会」を新たに立ち上げ、企画・運営を各高校の生徒たちと共に行うことで、継続性に繋げ、また、数か年の計画を立て、成長性を見据えた事業にすることで、多種多様な発展に繋げていきたいと考えております。
そして、敦賀の「活性化」と高校生による運営を通し「キャリア教育」に繋げ、将来のまちづくりに対する「想い」を感じてもらい、『敦賀の魅力』を再認識するきっかけとなるイベントに発展させたいと考えております。さらに、3年後に控えた「北陸新幹線敦賀駅開業」への賑わいづくりに貢献いたします。
また、福井県や敦賀市などの行政と連携する事でYEG単独の事業ではなく、今後の事業の多様性に繋げます。
今年度は、本事業を福井県が推進する「おとまち@福井プロジェクト」の一環としての実施することによる県からの補助金、敦賀市の「中心市街地賑わい街づくり支援事業」及び「消費拡大支援事業」の補助金の交付を受け、事業初年度の資金面の問題を解決いたしました。
さらに、行政や地元ケーブルテレビとの情報共有を積極的に行い、広報についても様々なご協力を頂きました。
今回は事業立上げの年であり、各学校との調整や高校生への周知、コロナ禍における企画変更など試行錯誤の繰り返しでしたが、今回培った知見を活かし、次年度以降の当事業の発展に繋げていきます。
※本祭までの経緯については、ホームページ翔生の以下リンクでご確認いただけます。
●プレイベント開催告知
https://yeg.jp/2021/area/kinki-block/post_1785
●本祭開催告知
https://yeg.jp/2021/area/kinki-block/post_2864