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【福島YEG】街なか賑わい創出事業 ふくしま屋台村企画

【福島YEG】街なか賑わい創出事業 ふくしま屋台村企画

 福島市の中心市街地は、ここ10年間に駅前の大型商業施設「長崎屋福島店」や「さくら野」などが撤退。個人商店の閉鎖も続き、まちの集客力が弱くなってきた。福島わらじ祭りや秋祭りなど集客力のあるイベントは存在するが、期間が終わると元に戻ってしまう。そんな状況下の平成16年11月、日本YEG全国大会北海道帯広大会に参加。屋台を創出することでまちを活性化した「北の屋台」に感銘を受け、福島の新たな名物づくりに取り組もうと考えた。

 構想から約1年後の17年10月、中心市街地活性化・地産地消・起業支援をコンセプトに、福島市の新名所「ふくしま屋台村、こらんしょ横丁」をオープンした。タコス、フランス料理、中華点心、和風料理の4店が参加し、6カ月間で2万3424人が来場、3235万円を売り上げた。平均客単価は1381円だった。

 翌18年7月に、かつて福島市のメインの通りだったパセオ通りに移転。168㎡から415㎡となり、店舗数も9店に増加した。1店あたりの広さは8席程度。伊達地鶏、川俣シャモなど福島の名物料理、地元の海の幸、山の幸をふんだんに使用したメニューを提供している。出店者とは2年の賃貸借契約を締結。管理費として毎月11万円を徴収、運営資金としている。

 今後は、「ふくしま屋台村こらんしょ横丁」を福島市の新名所として定着させ、地元の方はもちろん、たくさんの県外の方に福島県産の美味しくて新鮮な食材味わっていただけるよう、さらに誘客を図る予定だ。

 大型商業施設が撤退し、中心市街地が閑散としている。これは福島市に限ったことではない。ふくしま屋台村企画を成功させ、商店街活性化の好事例の一つになれるよう目指していく。