第2回ビジネスプランコンテストグランプリ
第2回ビジネスプランコンテストグランプリ
http://www.yeg.jp/2004/event/040802/
中小企業庁長官賞
- 各務原YEG 池戸 一成
- 「弊社開発による使用済み発泡スチロールの減容化とリサイクルの技術による、リサイクル事業とそのビジネスモデルの確立」(有限会社エコプロジェクト東海)
現在、従業員5名からスタートしており、挑戦的であり、社会性もある。産学共同の開発機会を有効活用し、固有技術をもとにした隙間市場に焦点をあてている。顧客にとって簡便な利用方法であり、着実な成長が期待できる。
日本商工会議所会頭賞
- 広島YEG 北本 慎二
- 「廃棄物処理業者が考える食品循環型リサイクルに向けた農場(養豚)経営」(株式会社大栄クリーナー)
説明がわかりやすく好感が持たれた。よく研究されており、事業計画としては完成度が高い。地域に根ざしており、企業理念もビジネスモデルも評価できる。
商青連会長賞
- 福島YEG 廣野 慎一
- 「安心ネットワーク「遠くの親戚より近くのガス屋さん」高齢者世帯の緊急時を遠くの身内に代わって支援するサービスを提供する。」(株式会社小林)
高齢者の「救命でない緊急サービス」のニーズを的確にとらえており、社会貢献の意識が高い。経営資源の有効活用を行い、ガス事業の付随事業として相乗も高い。地域の事情にあわせ、今後様々な付加サービスをそろえ進化する可能性を秘めている。 - 福島YEG 大和田 利明
- 「企業再生の鍵は経営計画の作成に尽きる。経営者が重要性に気づき、容易に継続できる計画作成を支援する。」(有限会社大和田会計事務所)
旧態依然とした現在の事業形態から変革しようとする意志は十分伺われる。地元の中小企業に対する税理士業務について、経営指導力を高める先例となっていただきたい。 - 諏訪YEG 諏訪TMO
- 「諏訪ブランドギフトカタログサービス 諏訪だからある諏訪のこだわり。」
ギフトカタログサービスを事業開始の契機にとらえるという着眼点は評価できる。カタログ掲載の商品を出店する企業等との連携のみならず、顧客サイドにたった商品企画力向上を期待したい。 - 三浦YEG 八木 達也
- 「商店会!業者組合!異業種交流会!どんな集まりでも・・・「事務局」請け負います!」(いづみタクシーグループ)
地域活性化への貢献と既存事業の相乗(タクシー事業として知名度、事務業務の生産性向上)の両立を目指している。採算性を重視し、料金とサービス内容のバランスをとるための契約ノウハウが蓄積されれば、他地域でも同様の事業化が期待できる。 - 中村YEG 国吉 康夫
- 「新化粧品専門店宣言」(Site C)
スーパーに化粧品コーナーをつくるという地元のマーケット特性を的確にとらえ、収益をあげている点は評価できる。事業の特性を生かし、さらなる事業拡大を期待したい。 - 佐世保YEG 山内 秀利
- 「ダイオキシン類等の有機塩素化合物の無害化技術開発事業」(株式会社ソイック)
50兆円規模となるビッグマーケットに対して、独自の技術にて高い生産性のサービスを実現しつつある。市場が大きいため、大手企業の後発参入に対する差別化対策を打ちつつ、事業拡大を期待したい。
日程・場所
- 募集期間
- 平成16年8月2日~10月29日
- 1次審査
- 平成16年11月30日
- プレゼンテーション研修会
- 平成17年1月12・13日
- 最終審査
- 平成17年1月14日
- 表彰及び公開プレゼンテーション
- 平成17年1月24日
- 開催地
- 日本商工会議所 特別会議室
解説
この事業は、各地に埋もれているビジネスプランを発掘し、その起業化・事業化を促し、地域経済のオピニオンリーダー企業を育成することを目的としました。従って、本コンテストは単に順位をつけるのでなく、ビジネスプラン作成塾に始まり、応募から1次選考、2次選考、そして表彰の一連の活動を通し、本コンテストにチャレンジされた応募者が様々な角度から自らの経営力・経営センスを磨く場を提供しました。加えて、2次選考を通過した優れたビジネスプランを表彰・発表することにより、応募者のチャレンジ精神高揚を図るとともに、広くそのプランを世に知らしめ、企業提携等のコラボレーションの機会を促し、起業化・事業化の促進の一助としました。
よって、本年度は賞金としてではなく、下記の研修プログラムを通じてビジネスプランの起業化をフォローアップしました。
- 応募に先駆けたビジネスプラン作成研修(YEGヤングリーダー研修会)
- 応募された全プランへの評点・コメントのフィードバック
- 1次審査後のフィードバックセミナーと個別指導
- 2次審査に向けたプレゼンテーション研修(内容とプレゼンのブラッシュアップ)