日本商工会議所青年部全国会長会議

2024年4月26日(金)、東京都千代田区の東京會舘において、全国会長会議が開催されました。

開会式

全国416単会から集まった単会会長、道府県連会長の研鑽と交流の場として、実り多き時間となりました。

第1部 会頭講演

日本商工会議所の小林会頭と当会の吉川会長との対談も行われ、小林会頭のご発言要約は以下の通りです。

  • 商工会議所は、地域の経済人が自発的に集まり、中小企業の発展を目指して組織体を作ってきた歴史がある。
  • 企業の経営者は、それぞれの問題を持ちながらも、適切に対応している。
  • 日本の経済は、資源がない中で勤勉な労働力に支えられて発展してきた。
  • 「ノブレス・オブリージュ」の精神を持ち、高貴のある者はそれなりの義務が伴うという考え方が重要。
  • 中小企業の経営者は、経済の好循環に向け、地域経済の活性化に貢献することが求められる。
  • 中小企業は、経営と現場の距離が近いため、イノベーションを起こしやすい環境にある。
  • 青年部は、地域の課題解決に向けて、新たなアイデアや行動力を発揮することが期待される。
  • DX(デジタルトランスフォーメーション)は、経済活性化のための重要な手段として挙げられる。
  • 政府や公共体は補助的な役割を持ち、中小企業や地域が自ら活性化することが重要。
  • 地域の実情に合わせた政策提言や、地域ごとの特性を活かした活動が求められる。

刺激ある単会事業紹介と他単会との交流促進の事例紹介

全国会長会議の第1部後半にて刺激ある単会事業紹介と他単会との交流促進の事例紹介をさせて頂きました。
内容を3つの項目に分けてお伝えさせて頂きました。

1つ目は、日本YEGによる県連単会訪問によって活性化される事例を5つお伝えしました。単会事業への出席率の向上、会員増強、単会で大会招致することでの単会活性化、定年延長に関して、会員間でのビジネス実績事例の5つです。
魅力ある単会にするための成功事例という事もあり、単会会長の皆様からも詳しく聞きたいとのお声をいただきました。

2つ目は、仲の良い単会同士での姉妹・友好締結に関しての事例をお伝えしました。事前アンケートも実施させて頂き、締結をすでに組んで刺激をしあっている単会や興味はあるけど締結までは及んでいない単会もありましたが、現状の締結したことで上手く行っている事例を紹介させていただき、締結することで産まれるシナジー効果や未来の単会メンバーの為になることをお伝えさせて頂きました。

最後に、単会のメンバーを元気にすること、単会同士の交流をすることが、今後消滅可能性都市になっている地元を救うキッカケになる事をお伝えさせていただき、悩みや何か感じた事があれば、日本YEGで一番単会に寄り添い近い存在である、組織力活性化委員会を使って頂きたいとお伝えさせていただきました。
その後の懇親会で、発表に対する評価の言葉を多数頂き、新たに県連・単会訪問のお申込みや姉妹締結へのご興味をいただき、少しでもお役にたてたと手応えを得ました。

第2-1部 理念体系を学ぶグループディスカッション

第2部では令和5年11月18日に高知で開催された全国会長会議2日目研修①次年度研修にて、単会会長予定者、道府県連会長予定者に聴講していただいた「理念形成セミナー」を振り返り、またその続編となる「理念形成ワークショップ」をお伝えしました。

商工会議所(親会)、商工会議所青年部の設立などの歴史を学び、青年部活動の根幹となる「綱領・指針」をさらに深耕し、理念体系の理解を深め、各単会が持つ課題解決の取り組みの一助となるワークショップを開催しました。そこから導き出されるこれからの青年部の在り方を討議し、理念体系からなる青年部組織のさらなる成長についても語り合いました。

主な内容としては、趣旨説明、理念形成ワークショップ、理念体系「P・M・V・V」に学ぶディスカッション、まとめとアンケート入力でした。

各テーブルごとのディスカッションを代表理事の皆様が進行役を務めて頂き、盛り上げて頂きました。
当日現地に参加できなかった皆様にもZoomのブレイクアウトルームにて議論をいただきました。

最後に、417単会・32400名のメンバー対象に、36年前と同じ内容のアンケートを当日4/26より実施スタートいたしました。

第2-2部 会員増強における課題解決グループディスカッション

研修委員会では、第二部の二部を担当し、「会員増強における課題解決」をテーマにグループディスカッションをおこないました。

会員増強の事例として、関東ブロック千葉県連茂原YEGの小幡佳央里会長にご登壇頂き、茂原YEGでの取り組みをお話し頂きました。各単会で何かヒントになればと思います。

グループディスカッションでは、代表理事の皆様にファシリテーターとして、各テーブルに入って頂き、会員増強における取り組み、出席率アップに繋がる取り組み、新規会員のフォローアップをどの様におこなうのかなど、具体的に何をどの様に取り組むかを、目標設定して頂きました。

単会会長のグループディスカッションは各テーブルとても熱い議論がされておりました。
11月におこなわれる、会長研修会でまた、実行した事で良かった事や新たな課題などグループディスカッションをする予定となっております。