471商工会議所が青年部を設置しており、そのうち416青年部が日本商工会議所青年部(日本YEG)に加盟(2024年4月現在)しており、指針・綱領に基づいた様々な活動を展開しています。また、YEG会員は、商工会議所の一員です。商工会議所活動の一翼を担うために商工会議所をよく理解する必要があります。
次代の地域経済を担う若手経営者・後継者の相互研鑽の場として、また、青年経済人として資質の向上と会員相互の交流を通じて、企業の発展と豊かな地域経済社会を築くことを目的としています。活動の中心は、あくまでも地域経済をリードする若き企業経営者の勉強の場であり、綱領・指針に則り、企業の発展と同時に、地域経済の発展を図る商工会議所活動の一翼を担うという理念のもとに、各地の商工会議所に設置されています。
ビジネス交流
仲間づくり
ビジネスネットワークを構築し
更なる経営基盤の強化
- 異業種交流会・同業種交流会
- ビジネスマッチング、新規顧客・取引先の開拓
- 経営者同士による様々な交流・情報交換
- 企業視察
- 国際交流(海外の経済団体との交流や視察)
自己研鑽
スキルアップ
ヒューマンネットワークづくり
個々の事業所の経営力向上
- 商工会議所の支援を有効活用(補助金金融支援等)
- 各種研修事業等による学び
- ビジネスプランコンテストによる新規事業立案と学び
- 同世代経営者からの刺激
- 自社ビジネスの活性化
地域貢献・地域活性化
豊かな社会の創造に貢献
- 企業ブランド向上のためのCSRの取り組み
- お祭りやイベントなど地域活性化イベントの自主開催
- 次世代に向けた、郷土文化と働く価値の学びを提供
政策提言活動
地域からの声を行政や国に
提案するためのパイプ作り
- 各種制度や条例等について学ぶ
- 地域の課題について意見を取りまとめる
- 行政との意見交換会、政策提言
YEG宣言
私はYEGとして、夢に挑む。
私たちはYEGとして、地域を愛し、日本(にっぽん)を愛する。
すべてのYEGは、連帯の証となる。
宣言趣旨
私はYEGとして、夢に挑む。
商工会議所青年部会員は、YEG精神の下に、研鑽と交流を通じて、企業家精神をより一層高め、大きく成長していかねばならない。一人一人のYEGは、 自らの企業の発展を原点として、さらに地域社会への貢献を考え、それぞれの夢に若さと情熱をもって積極果敢にチャレンジし、経済人としての自己実現を図っていかねばならない。
私たちはYEGとして、地域を愛し、日本(にっぽん)を愛する。
商工会議所青年部は、地域を愛し、日本(にっぽん)を愛する。活動の基盤を地域に置き、独自の歴史と文化、その地域の特性を十分活かして、豊かな住みよい地域を創造していく。地域を愛することがYEGの原点であり、YEGとして誇りをもって地域と日本に貢献する。一人一人のYEGが、そして若き企業家集団であるYEGが、次代の担い手として、今後とも商工会議所活動の一翼を担い、より活力ある地域と日本の経済社会の実現に向けて全力で取り組んでいく。
すべてのYEGは、連帯の証となる。
全国商工会議所青年部連合会(日本YEG)は、すべてのYEGの連合体として、日本商工会議所の方針を踏まえ、YEG(若き企業家集団)のビジョンを内外に示し、各地青年部の活動支援・調整、組織強化を行い、そのネットワークを最大限に活かして、地域の枠を超え、青年部の活性化と機能強化を図っていく。そして、私は、また私たちは、全国的な交流を促進し、YEG精神の一層の高揚を図り、連帯の証となる。
「YEG宣言」策定・改正の経緯
「YEG宣言」は、第12回全国大会山形大会(1992年11月)において、YEGの今後の指針となるべき宣言として採択された「山形宣言」を、綱領・指針と同様に、全国YEGの基本として位置づけたもの。その後、日本YEG設立30周年を迎え、第32回全国大会おきなわ那覇大会(2013年3月)で採択された「おきなわ那覇宣言」を踏まえ、日本を愛する志を込めるべく、宣言の改正が行われた。改正された「YEG宣言」は、半年間の周知期間を経て、2013年11月11日から使用することとする。
青年部綱領・指針
綱領
商工会議所青年部は
地域社会の健全な発展を図る商工会議所活動の一翼を担い
次代への先導者としての責任を自覚し
地域の経済的発展の支えとなり
新しい文化的創造をもって
豊かで住みよい郷土づくりに貢献する
指針
われわれ青年部は
- 地域を支える青年経済人として 先導者たる気概で研鑽に努めよう
- 国際社会の一員であるべき 国際人としての教養を高めよう
- 豊かな郷土を築くために 創意と工夫 勇気と情熱を傾けよう
- 文化を伝承しつつ 新しい文化の創造に向かって歩を進めよう
- 行動こそ時代を先駆けるべき青年の責務と信じ力を合わせ国の礎となろう
「綱領」 と「指針」 の策定
商青連創立5周年(1988年)を記念し、商青連会員青年部を対象に「これからの青年部を考える」 に関するアンケート調査を行い、寄せられた意見、要望を参考にしながら、「これからの青年部への提言」 としてとりまとめるとともに、その内容を青年部活動の拠り所ともいうべき「綱領」 と「指針」 に集約した。 この内容は5周年記念誌「明日への挑戦」(B5判、96ページ)に掲載し、第6回中央研修会の資料として活用するとともに会員、特別会員に配布した。 (商青連設立20周年記念誌48Pより引用)
商工会議所青年部の歌「伸びゆく大地」
伸びゆく大地(作詞:石井 耕二 / 作曲:石井 歓)
01
伸びゆく大地 伸びゆく大地
日本の
拡がる街なみ 青い空
集える仲間は それぞれに
地域を支える 気概持つ
願いをかたちに 変えるため
商工会議所 青年部
求めて我らは 立ち上がる
02
幾山河を 幾山河を 越えていく
道は果てなく 遠いけど
夢追う気持ちは 忘れない
人と人とが 語りあい
心と心を 結ぶため
商工会議所 青年部
時代を我らは 先駆ける
03
自由の海の 自由の海の 渚には
世界の波が 打ち寄せる
歴史の舵は いつの世も
熱ある者が 取ってきた
豊かな郷土を 築くため
商工会議所 青年部
明日に我らは 船出する
制作について 第6回全国大会福島大会(1986年)の席上で、 青年部の部員相互の連帯と意識の高揚を図り、 青年部活動を広くPRすることを目的に製作した「商工会議所青年部の歌(伸びゆく大地)」 が披露された。 歌詞は一般公募により、 全国各地から寄せられた44点の作品の中から選ばれたもので、 福山商工会議所(広島県)の事務局員・石井耕二氏の作品です。
作曲の石井 歓(いしい かん)先生は、1921年3月30日生まれで東京都出身の日本の作曲家です。武蔵野音楽大学本科ピアノ科を卒業。ミュンヘン国立音楽大学作曲科・指揮科を修了。創設されたばかりの桐朋学園大学で作曲科主任教授他を務め、その後、愛知県立芸術大学音楽学部教授・学部長など各地の学校で要職を務め、また指揮者としても活躍。 石井 歓先生の情報はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用しています。