たのしまんとリバーフェスティバル(中村YEG)

開催日時

2021年11月6日

開催場所

高知県四万十市 四万十川河川敷キャンプ場

【開催目的】

未曽有の災害となった新型コロナウイルス。高知県の西部・四万十市でも例外なくその影響は甚大でした。子供たちが楽しみにしていた行事は次々と中止、大人たちの社交場である飲食店も休業。ただでさえ人出の少ない商店街も昼夜を問わず閑散とした日々が続きました。そんな状況を打破するため、色々な方々が様々なイベントを企画し準備を行う中、新型コロナウイルスはその努力をあざ笑うかのように進化し、さらに我々を苦しめてきました。
しかし、県外や下手をすると市街に出る事さえ後ろめたさを感じるこの状況は、住み慣れた私たちのまちの良さを気づかせてくれる期間となりました。

私たち四万十市の魅力はやはり『自然』そして『食』です。この2本柱を主軸に子供から大人まで楽しめるイベントが出来ないかという思いから、この≪たのしまんとリバーフェスティバル≫はスタートしました。『自然』に関しましては、広い河川敷を会場とすることで3密を避けることができ、自然に触れ合いたくさん体を動かすことで心が豊かになり、このご時世、窮屈な思いや我慢をしている方々の息抜きの場になればと考えました。また、『食』に関しましても山・川・海と素晴らしい食材が豊富にあります。これらの食材を使用して提供が出来ないだろうか、また時短営業や休業要請、飲食店の方々は本当に大変な思いをしておりました。そんな方々に少しでも経営のお手伝いが出来ればと思い計画しました。
そして当初より私達が心に決めていたことは、‘‘どのような状況になったとしても、必ず実現できる事業にする‘‘ということです。

『ひとりで見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる』

マスク世代の子供達が、将来同じような状況に陥ったとしても、自分達のリバーフェスティバルを作り上げることができる継続的な事業になることを目的とし、計画・実行しました。

【開催内容】

①『GO GOちびチャリ』
キックバイクを使用し、四万十川河川敷キャンプ場ならではの起伏をいかした地形でコースを設定し、小学校低学年までを対象に元気に走り回ってもらいました。キックバイクをレンタルの場合は1回100円、持ち込みは無料。

②『snow peakのアウトドア体験』
感染リスクの少ない屋外レジャーとして今需要が高まっているキャンプ。土佐清水snow peak様のご協力のもと、テント・タープの展示を行いました。またテントの設営講習・焚火体験を行いキャンプ初心者にも分かりやすく説明がありました。

③『青空マルシェ』
四万十市より12店舗、高知市より2店舗出店し、飲食品、野菜、雑貨等の販売を行いました。買い物をしながらでも子供たちの楽しむ様子が見えるよう①のGO GOちびチャリのコースを囲うようにブースを配置しました。またイーティングスペースも設営し、テーブルは無でベンチのみ2m以上間隔をあけ設置しました。

④『幡多農ふれあいパーク』
高知県立幡多農業高等学校馬術部にご協力していただき、乗馬体験やヤギとの触れ合いを行った。
詳細の書いてあるURL:
自由記入:新規事業で挑んだ ‘‘たのしまんとリバーフェスティバル‘‘
子供から大人まで楽しませたい、飲食店を盛り上げたい、この四万十市を元気にしたいと思い企画致しました。
来場者数は約1500人と予想を超え、GOGOちびチャリコーナーでは子供達の楽しそうな話声やはしゃぐ姿、その様子を見守る親御さん、そんな場面を見て私達が当初より思い描いていたものがそこにありました。snow peakのアウトドア体験ブースでは、キャンプ用品のトップメーカーと言う事もあり多くの人が訪れ、展示品の説明を受けるなどにぎわいをみせていました。また、実際のキャンプ場を使用することでアウトドアの魅力を来場者の方に知ってもらえたのではないかと思います。飲食ブースでは瞬く間に行列となり、欠品した店舗では追加に走り回るといった状況もありました。出店者からはまた開催してほしいとの声が多くあり、少しは出店者店舗の経営の下支えが出来たのかなと感じています。幡多農ふれあいパークも普段あまり触れることのできない動物の為か多くの人が集まり、特に乗馬体験は人気が集中しました。
今回の事業を準備するにあたり、必ず楽しいイベントになると言う思いと、この時期どれだけの来場者があるか不安でしたが、そんな心配も開始1時間で解消されました。
私たちの住むこの四万十市も約2年間はイベント、お祭り等全て中止になっています。今回のイベントの人出や、レジャーシートを敷き終了ギリギリまで楽しむ姿を見て、皆イベントを心待ちにしているのではないかと感じました。
イベント会場を後にする親子の会話が耳に入りまして、‘‘お母さん、今日すごく楽しかった。来てよかったねー‘‘。その言葉を聞きやってよかったと心の底から思いました。
YEGの活動理念の一つ、地域貢献。私達中村YEGのメンバーも、このまちの事を考え各委員会で様々な事業を企画し運営しております。
委員会が活発に動けば単会が盛り上がり、単会が盛り上がることでこのまちが元気になると考えます。
これからもこの四万十市が活気に溢れたまちになる様に努めて参ります。

フォトギャラリー