開催日:令和2年9月22日(火・祝)
開催場所:加古川市民会館 大ホール
開催目的・内容:
加古川市をはじめとする1市2町、計8つの中学校吹奏楽部(約300名)による演奏会 『今奏音~コンソート2020 in かこがわ~』を、一般社団法人加古川青年会議所と共同開催という形で実施しました。
この事業は、コロナ禍で地域のイベントが軒並み中止となる中、「創意と工夫」をもって「豊かで住みよい郷土づくりに貢献する」ことを志向する青年経済団体として、次代を担う子供たちに夢を失うことなく力強く前に進んでいただき、今後も自らの郷土に愛着を持ちながら、豊かな未来へと導いてくれる原動力になってもらうための機会創出を目的として企画しました。
緊急的な事業であることに加えて、子供の健康・安全確保が開催の絶対条件となるため、企画段階から準備、設営、当日運営に至るまで数多くの困難がありました。
消毒・換気等の基本的な感染対策はもちろんのこと、観覧者の制限や体調等の把握、各校の完全な動線分けや生徒と観覧者との立ち入り範囲の分離など、考え得るあらゆる対策を施した上で本番に備え、当日はメンバーがスタッフとして各々の役割を見事に遂行してくれました。
また、当日会場に来られない保護者のために、オンラインによる動画のライブ配信を実施し、多くの方に視聴をして頂きました。
そして、演奏会では、中学生たちが、コロナを忘れさせてくれるような、力強く澄んだ演奏を聞かせてくれました。コロナ拡大以来、失われていた他校との合同演奏の機会を思い切り楽しみながら、日頃の練習の成果を出し切ろうと頑張る姿に、「企画してよかった」と心から思いました。また、観覧に来た保護者や、顧問の先生をはじめとする学校関係の方々からも、「このような機会を設けて頂き、本当にありがとうございます。」といった言葉を沢山いただきました。
地元紙にも掲載をしていただき、コロナによる閉塞感が漂う中でも、地域が前向きになれる明るい話題を提供する事ができたのではないかと思います。
加古川YEGとしても本年度は活動ができない時期が長く続きましたが、ウィズコロナの時代にも停滞することなく、対策を立てながら着実に前進していこうという想いを新たにしました。