このページは過去の情報が掲載されており、現在では正しくない場合があります。
最新の情報は、日本商工会議所青年部公式サイト、もしくは日本YEG会員向けニュースサイト「翔生」をご覧ください。

サイトについて | 広告バナーの掲載について

スローガン・所信

スローガン・所信

スローガン

地域が創る日本の未来、故郷の新しい風YEG

会長所信

 日本にはその地域特有の気候風土、歴史や文化によって育まれた多くの街があります。そこでは地域に根ざした企業が事業活動を継続することによって、地域住民に生活と雇用の場を提供しております。企業もまた地域住民によって愛され、育てられる事でよりよい製品・サービスが生まれ、さらに成長をし続けます。それは、“地域”というひとつのコミュニティ、運命共同体において脈々と営まれてきた経営システムであり、規模の差こそあれ、行政を含めた地域と企業と住民の持ちつ持たれつの関係があった、かつての日本の地域の原風景であります。

 しかしながら今日まで、グローバル経済という名の下に、力のある企業はより安価な労働力を求め生産拠点を海外へ移し、あるいはより大きな市場を求めて世界での販売戦略へとシフトしてきました。そして資産拡大など大きな成果を得ることは出来ましたが、一方では多くの大切な物を無くしてきたのも事実ではないでしょうか。

 いま“地域”では、地方分権政策への転換という大きな流れの中、公共投資の減少や消費の低迷などによる経済の縮小、あるいは企業、人口の地域外流出に歯止めがかからず、それに伴う雇用機会の激減、経済環境の悪化、さらには犯罪の増加などの社会的要因とも相俟って、将来に対する不安が増大しています。それらは、子供の出生率などにも影響を及ぼし、それぞれの地域の経営基盤を根底から揺さぶっています。このマイナスの循環は、“地域”というコミュニティそのものの存続を危ういものにするばかりではなく日本の将来にも大きな不安要素となっていると言っても過言ではありません。

 しかし、日本経済の根幹を支え、企業を育み、不安のない生活や教育を提供し、将来を担う若者を育てるのも、“地域”というコミュニティの大切な役割であり、地域経済を支える中小企業の役割であると思います。地域が地域としてしっかり経営されてこそ、故郷がある日本こそ、本当に愛すべきこの国の姿であると考えます。

 YEGとは、地域問題にしっかりと取り組む商工会議所活動の一翼を担い、YEG会員一人ひとりが自社事業を発展させることで地域経済に貢献し、愛する郷土のために様々な活動をする全国2万6千人、400単会青年部の呼称であります。そして日本YEGとは、その400単会青年部の連合体組織であり、連合会であるがゆえ、地域やそこで頑張る中小企業のため、YEGのために活動が出来ます。

 次代への新しい風はYEGから吹きはじめます。私は、全国各地で愛する地域のために活動するYEGのため、「役に立つ日本YEG」を目指して1年間、しっかりと歩んで行きたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

運営方針

 所信でも述べました通り、人口の減少や経済の縮小は、地域における政治や行政の力を発揮しにくい状況を生み出しております。では誰が地域の未来を見据え、地域経営に取り組んで行くのでしょうか。それが地域の中小企業経営者で組織され、自社企業を発展させること通じて地域経済の活性化と豊かな地域の創造を図る商工会議所であり、その商工会議所活動の一翼を担うYEGであると思います。そして日本YEGとは、それぞれの地域で積極果敢に街づくりに取り組む約2万6千人の会員を擁する400青年部の連合体組織であり、日本商工会議所定款にその存在を明記された、日本商工会議所の内部組織であります。日本YEGはその組織の特性を有効活用し、全国YEGの様々な活動を支援するのが使命であります。

 従来からの親睦と交流、そして連携へと結ぶ諸事業に加え、地域経営に積極的にかかわるYEGのため、「地域支援」「組織支援」「企業支援」の三つを軸に「役に立つ日本YEG」を目指して次の方針で運営致します。

1.全国YEGの地域活動への支援「地域支援」

YEGの連合体としての特性を最大限生かし、全国各地から集まるYEGが関わる街づくりや祭りの成功事例、ビジネスの最先端情報などを集約し、各地YEGの事業活動のアイデアやヒントなどを提供する情報源となります。

2.商工会議所活動の一翼を担うYEGへの支援「組織支援」

各地商工会議所におけるYEGの位置づけを明確にし、商工会議所の内部組織として地域経営に積極的にかかわるYEGを支援します。また、ITツールを利用した情報の受発信やネットワーク形成を支援致します。

3.会員企業の事業活動への支援「企業支援」

企業経営者であるYEG会員の出会いや交流をベースに、それぞれのビジネスにアイデアとチャンスを見いだせるデータベースを構築し、YEG会員に対するサービスを行います。

4.日本YEGの組織強化と各YEGの組織強化への支援「組織支援」

これからの時代の商工会議所青年部のあり方を見据えた中長期ビジョンの策定と、それらの実行に必要な組織、さらには具体的な事業と行程を検討し、実現を目指します。

5.地域と中小企業のための政策提言の実施「企業支援」

YEGが取り組む街づくりのために、また会員の多くがそうである中小企業の活性化のために必要な施策を日本商工会議所へ、あるいは行政へと提言をします。

実施事業

1.YEG(単会・道府県連・ブロック)組織活動支援事業

  • 全国大会、全国会長研修会の企画、運営(主管地実行委員会と共に)。
  • ブロック大会開催地連絡会議の企画、運営。
  • 各ブロック大会への協力。
  • 青年部設置の促進と日本YEG加盟の推進。
  • 各地商工会議所定款への青年部の位置づけ明記の推進。
  • 商工会議所活動の一翼を担うYEGへの支援。
  • 中長期ビジョンの検証と共有・実践・継続。
  • YEGグループウェアであるAT(エンジェル・タッチ)の普及、利用促進。

2.YEG(単会・道府県連・ブロック)地域活動支援事業 

  • 地域と中小企業のための政策提言の検討。
  • 行政との協力体制の構築、場の創作。
  • YEG事業データベースの充実。
  • YEG大賞事業の企画、運営。
  • コミュニティビジネス協議会との連携。

3.YEG(単会・道府県連・ブロック)会員企業支援事業

  • 「YEGビジネスサイト」の充実。
  • 「YEGビジネスプランコンテスト」の開催。
  • ビジネスネットワーク支援室との連携。
  • その他会員企業に対する支援

4.YEG(単会・道府県連・ブロック・日本YEG)広報活動事業

  • YEGブランドの確立に向けたIT化の推進。
  • ホームページの充実。
  • メールマガジンの充実。

5.YEG(日本YEG)と日本商工会議所との連携強化

  • 日本商工会議所の研修、セミナー等の情報提供。
  • 日本商工会議所会頭、役員との懇談会開催。
  • 日本商工会議所が設置する各小委員会への参加。

6.YEG(日本YEG)と他会との交流・連携事業

  • 全国商工会青年部連合会、日本青年会議所、あるいは他の青年経済団体との交流。