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日本青年会議所・揚原会頭と商青連・鈴木会長の対談

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鈴木

ところで、JCの場合、海外の活動もあるから大変ですよね。

揚原

先月もインドでビジネスコンファレンスというのを国際青年会議所が主催していまして参加してきました。国際的にも活動してそこから得るもの、いろんな方と交流することは予想を越えたものがありますね、大変ですが、せっかくの機会なので濃く幅広く動いています。

鈴木

海外に行くとまた違った視点で自分の国とか地域とか自分の会社が見られるというのがありますよね。

揚原

そうです。私は『誇り高き日本人』というものに非常にこだわっておりまして、ベースにアイデンティティーというのがしっかりないと誇りというのは生まれてこないと思っています。自分自身をしっかり持つためには、相手が何かわからないといけない。そこに敬意を払えるようなそんな理解をお互いにできないと誇りというのは本物じゃないと思うんです。

鈴木

「自分らしさ」ということを言っていくには相手の「らしさ」というのも理解して尊重していかないと変な話になってしまいますね。

揚原

日本人は「自分」を出すのが下手です。こないだインドに行っても受ける量と、こっちから発信する量はやっぱり負けちゃいますね、でもそれじゃいかんと思って、努力はしているのですが・・・

鈴木

これだけ国際化されてグローバル何とかとか言いながら、やはり日本の中にいると、日本人ということは特に意識しないですよね。同じ人種ですしね。やっぱり海外に行くと自分が日本人であるということ、そして同時に自分が日本のことをいかに知らなかったということを思い知らされますよね。私ごとですが、私も10年間ほど米国で仕事をした経験があるのですが、そういうこと結構ありました。

揚原

国内でもそうですよね、「自分自身をしっかり持つ。」国民全員がそんな意識をもっと持たないと本当の幸せって掴めないと思うんですよね。皆と同じほうが安心という中でいると、幸せってどうしても人と比べてしまう。常に他人と自分を比較して、幸せ感じたり感じなかったり。そんなことでは、いつまでたっても本当の幸せになれない。自分のことをしっかり持つことは「誇り」だけじゃなくて「幸せ」のベースにもなると思っています。


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