移動販売導入セミナー(坂出YEG)

開催日時

8月14・15日 9月30日 10月15・16・17日 11月7・8日

開催場所

坂出商工会館 88hatch

開催目的・内容

コロナ禍における新しい生活様式の中で、様々な業種の販売業態は変化せざるをえず、そのうち移動販売というかたちは大きくその数をのばしている。飲食のみならず、ほとんどの業種にとって導入可能なかたちであり、イニシャルコストのハードルも低いことで非常に注目されている。
今回は、まずは社会実験としての移動販売によるマルシェを行い、その場所においてもデモカー(車内体験車)を設置し、関心を高めた。さらに、複数回にわたってセミナーを行いつつ、イベント会場での車内体験等を行うことで、起業や新規導入を促すものである。導入セミナーにおいては、誰もが興味を持ちながらもはっきり知識として持っていないことをわかりやすく伝え、導入から走り出しまでの疑問を解消する。商品セミナーでは、どのような商品が売れるのか、どのように売ればいいのかというノウハウを伝える。例えば車を買う補助金を与えて終わりというようなものではなく、実際に商売としてやっていけるところまでをフォローできるようつなげている。
そこには公益性を持つしっかりとした経営方針も身につけてもらい、本来の社会貢献の意識を失わない経営者を育成することも含まれる。飲食のみならず日用品・生活用品、美容関係や事務所などあらゆる業種が移動販売に参入が可能である。それらは、過疎対策・被災者支援をはじめとする地域課題の解決策にもなりうる。また、チームによる地域ブランドをつくりあげてエリア外からの経済活性も可能である。この他にも多くの課題解決のポテンシャルを持つが、そのためには、そもそもそういうことに対する意識が必要であり、むしろそれを意識できることが2年で8割が廃業するこの形態を打破する鍵であると考える。
多くの諸団体が会員の減少に苦しみ、もちろんそれは地域における人口減と高齢化とも関わっている。私は、会員になってくれる企業がないなら新しく作ってしまえばいいという思いで今事業を始めた。また、商工会議所という経済に対するところもあるが、肉体的・金銭的ボランティアや補助金等の税金をだけ使用したものではなく、ちゃんと経済として成り立つ手法を使っていくことで持続可能なものとしたい。

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