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平成24年度 日本YEG 会長所信 スローガン

 

時来たり YEG一揆 明日の日本(ニッポン)の為に!
〜連合会からの飛躍 新しい日本YEGへ〜

所 信

東日本大震災を機に、戦後築き上げられてきた社会の仕組みや、そこに暮らす我々日本人の価値観が大きく変り始めています。そのような激動の年に日本YEGの会長職を拝命させていただき、その重責を噛み締め、正に身の引き締まる思いです。

YEGは地域社会に根付いた団体として、地域の経済活動と社会活動の一翼を担ってきました。かつてはそれぞれの地域内で経済活動が循環し、社会活動が完結しており、そんな中、YEGは若きリーダーのゆりかごとして、また血気盛んな経済団体として地域における存在価値を高めていったのです。ところが今日、少子高齢化や規制緩和など様々な要因によって我々が立脚してきた地域の環境が崩れ始めており、このまま放置すれば我々は根付く場所を失いかねない状況になっています。

一方、エネルギー問題、食糧、教育、安全保障問題、社会保障問題と税のあり方など、この国は多くの基幹的な問題を抱えています。震災の復興にオールジャパンで臨んでいるように、国民の総意をまとめていかなければこれらに対する活路は見出せません。そんな中、青年のオピニオンリーダーとして積極的に様々な提言を行う事もYEGに課せられた使命ではないでしょうか。環境が変わるのを待つか、それとも我々自身が変るかそんな選択を迫られているような気がしてなりません。

また、我々の活動力の源泉は、やはり各々の事業所の強固で健全な経営基盤に基づいていることは間違いありません。不透明感と閉塞感で先が見えぬ時代だからこそ、人と人とがつながるこのネットワークを大切にし、情報交換のみならず従前のビジネスネットワークを再構築することで、より価値の見いだせるネットワークへと変革させる事が重要と考えます。

今年、YEGは30周年を迎えます。敬愛してやまない、我々の諸先輩方が繋いでくださった熱い魂を胸に、新しい時代に即した青年経済団体に進化出来るようしっかりと議論し、我々の新たな存在価値の創造に鋭意取り組んで参る所存であります。

「一揆」というのは、目的を同じくするものが集まり、その目的遂行の為に共に行動し、その目的を達成するという意味であります。どうやら、われわれは、好む好まざるにかかわらず、新しい時代のメカニズムを自らの手で創出しなければならない、そんな歴史的なターニングポイントに生を受けたのでしょう。

歴史を紐解くと、いつの時代も閉塞した時代を切り開いてきたのは青年であります。この国の難局に共に心を併せ、YEG一揆を起こし、われわれが闘う土俵を自らの意志と手で創りあげようではありませんか。

座して死を待つことなく さあ集え、そして立ち上がれ平成の志士達よ!

平成24年度
日本商工会議所青年部 会長
尾山 謙二郎

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