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日本商工会議所会頭・山口様と鈴木会長の対談内容

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鈴木会長  鳥取県連の米子でやられるのですが、青年部が、鳥取、倉吉、米子の3つしかないですからね、人数的にも地元が少ないので、大変だと思います。

清水副会長  鳥取県連の青年部会員が200人ちょっとと小さいですが、中身を濃くするべく、いろいろ力を出してやっています。

鈴木会長  青年部として外に向けた活動として始めているのは、他の同世代の組織とのビジネスの話も含めた交流です。商工会青年部が全国に組織がありますので、会長と先日対談させていただきましたし、日本青年会議所の会頭とも以前お会いして、いろいろなお話をさせていただきました。特に商工会青年部とは、ほとんど同じような組織ですから。

山口会頭 そうですよ。商工会とは、兄弟ですよ。

鈴木会長  どうもちょっと、疑問に思うのは、今の市町村合併のことです。問題が、いろいろ出てきますが、その時に必ず、当地の商工会議所と商工会の関係が出てくるようです。非常に微妙な関係にあるようで、なかなか上手くコミュニケーションを取りにくいというのが現状です。

  その中で、青年部の会長とお話して、「現状は確かにそうだね、でもそれは、まずいよね。商売には、垣根がないわけだから、同じ地域の中で、商売している同じような年代の者が、潤滑油になって、コミュニケーションを始めていかないといけない。合併問題が出た時に、それを全国の組織として賛成するか反対するかといういう話ではなく、いずれにしても、少なくとも、そういう事態になった時に、お互いにコミュニケーションをとれる環境を、まずは私達の年代の人間が作っていかなければいけないですね」という話をしまして、その辺は意見が合いました。全国の商工会青年部にも青年会議所にも、私達の方から、少しお先棒を担いで行くことも必要なんじゃないかなと思っています。

山口会頭  いいことですよ。やっぱり、一緒になって連携しなかったら、大きな事は出来ない。去年は、外形標準課税導入反対運動を、商工会議所や商工会、全国中小企業団体中央会など4団体が中心になって、全国の中小企業が行動をともにした。商工会議所は、経済3団体で、経団連、同友会と一緒に行動することもありますが、中小企業は、商工会議所が中心にならないとまとまらない。

鈴木会長  大企業と中小零細企業、やはり違うなって思います。我々零細企業が、それこそ銀行から金を借りようと思ったら、経営者である自分の個人保証はもとより、自宅まで担保に入れて商売することになる。ある程度大きな組織の中で商売されている経営者と、全然感覚が違うんじゃないかと思います。我々のような立場の人間から見ると、今の仕組みで、おかしいと思う事がいくつもあります。例えば、商青連では、コミュニティービジネスを一生懸命推進する中で、NPOを立ち上げることもどんどんやっています。しかし環境問題や文化の面から、適切なところに寄付をしようと思っても、課税されてしまったりするわけです。

  もっと気になるのは、交際費です。我々の実感からすると、交際費限度額の枠が外れただけでも、けっこうお金を使いやすくなるっていうのでしょうか、経済効果もあると思うのですが・・・。例えば、そういうものを、撤廃しよう、変えていこうとなれば、誰かが声を上げなければなりませんが、一体、誰がどういう風にして、最終的に、政治の世界まで引っ張り上げていけるのか知りたいです。我々青年部が動いて、提案するとか、もう少し直接的に日本全国の青年部の繋がりで動くとか、商工会の青年部ともっと連携して動いていくとかですね、そういった事についても、最近よく考えるところです。いくら綺麗事で、メッセージだけ出して、スローガンだけ揚げても、この組織って結局何のためだってことになってしまいます。具体的に1人1人のメンバーの商売の田んぼに、少しでも水を引っ張ってこられるような動きをしないといけないと思っています。

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