釧路YEG／くしろアイスクロス大会2023

釧路YEGの事業として過去3回実施した「くしろウインターパーク」は、氷都くしろの地域特性を活かした新たなスポーツ産業・文化の創造を目的に開催いたしました。釧路市民の多くは幼少の頃からアイススケートに親しみ、冬季期間には小学校の外庭にアイススケートリンクが設置されることや、アイスホッケーのプロチームがあることなど、市民とアイススケートの距離が近いにもかかわらず、氷上スポーツを基軸とする観光産業振興には依然として可能性が残る状況が続いておりました。そのような中、釧路YEGでは2021年より3年にわたり「くしろウインターパーク」を実施し、新たな産業・文化の創造のため、イルミネーションカウントダウンや会場内BGMを用いた「光と音のエンターテインメント」と称した屋外周遊スケートリンクを作成し、市内外の皆様が楽しめるパークエリアを設置しました。

釧路のスケート文化と、雪が少ない気候を活かした「アイスクロス競技」の普及にも国内で一早く取組み、まずは地域のホッケー部の子ども達を中心に体験をしていただきました。アイスクロスに関しては、国内に冬場の常設コースは無く、全国大会やアジア大会を誘致できる可能性があること、スポーツ興行が地域に経済効果をもたらすことについて、釧路YEGの委員会活動を通じて長く研究を行って参りました。

3年目となった今回は、国際大会を見据えたアイスクロス大会の実施、スケート以外の有料アトラクションによる集客と採算性の確保に向けた検討を行いました。

結果、市民の皆様のお力添えをいただきながら計15名の一般市民が出場し、盛況のまま終わりました。次年度以降も釧路のアイススケート文化の発展に寄与し、新たなスポーツ産業の可能性を探って参りたいと思います。