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地域のYEGトピックス

春日井YEG/「みんなの のりたいを つくりたい!」

春日井市の東に位置する「高蔵寺ニュータウン」は、”日本三大ニュータウン”にも数えられるものですが、初期の入居者が一斉に高齢期を迎えることで、高齢者比率が他地区に比べて高い等の課題が生じつつあります。それは他地区のニュータウンでも同様の課題がありますが、これらの課題は日本全国の街々が抱えている課題であります。

高齢者比率が高いとは言え、高蔵寺地区の道路や公園は緑豊かで広々とした空間が広がり、居住環境は良好であり、中心部の商業エリアは平日でもにぎわいを見せており、魅力的な街であることには変わりません。しかし一度定着してしまった「高齢者の街」というバイアスから、若い人たちが定住を求めない負の連鎖状態になっています。

高齢化の進展に歯止めをかけ、街が衰退するシナリオから脱却し、多様な世代が共に笑顔で暮らす明るい未来を見通すためには、活力が維持されている「いま」こそ、高蔵寺ニュータウンのまちづくりに取組まなければならないと考えております。

これらの現状を踏まえて令和5年度の春日井YEGでは、「健康増進・街の魅力発信」をテーマに、政策提言を取り組むことになりました。

この解決策として、多様な有用性(①自転車に乗る習慣化により体力づくりや健康増進効果が得られること。②車やバイクよりもずっと安価で、かつ環境への負荷がほとんどないエコロジーなインフラであること。③自転車の乗る楽しさから、娯楽としての側面をもつこと。④幅広い年齢層が等しく利用することができること。⑤訪れた地域を自転車で回るツーリング、グルメ、名所旧跡めぐりから聖地巡礼など、多種多様な旅の目的に対応できる“観光資源”、“サイクルツーリズム”としての可能性があること)を持つ”自転車”に着目し、自転車を広く周知し定着させることで、課題解決を図ることを構想しました。

”自転車と共にある生活環境 ”を内外共に広く周知するために、9月定例会「Life with CYCLING Fes in Kasugai ~のりたいをつくりたい~」を開催しました。

定例会のフェス会場は、高蔵寺のショッピングセンター駐車場を貸し切って開催し、ロードバイク、キッズバイクや高齢者専用自転車など多様な自転車を出展するだけでなく、キッチンカーや飲食ブースの出店、BMXパフォーマンスショーの開催など、幅広い層が来場しやすい環境を整えました。

その他、自転車で地元飲食店を移動しながら地域グルメを楽しむイベントとして、『けっ食べ!』を企画実施し、地元の飲食店の知名度向上、街の魅力の再発見が実現できました。

※  愛知県の方言として、自転車を「けった」と称することから、自転車でグルメを食するイベントを、「自転車=けった」+「グルメ=食べる」を合わせた造語として、『けっ食べ!』と名付けました。

 

プロのロード選手や女性人気自転車インスタグラマーによる、事前広報+当日のフェス会場でのトークショー、『けっ食べ!』の参加を企画し、多くの自転車ファンの呼び込みにも成功しました。

 

今後は高蔵寺を「自転車の聖地」にするための活動を行っていくために、自転車文化の風土をさらに醸成させていき、将来は高蔵寺地区でプロ選手による自転車レース=『ツールド・カスガイ』を開催することを目標に、次年度以降もフェス事業を継続開催していきます。

 

主催

春日井商工会議所青年部

開催日時

令和5年9月18日(月・祝)

開催場所

サンマルシェ 第一駐車場 特設会場(愛知県春日井市中央台2丁目5)

 

 

 

 

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