日本商工会議所青年部(日本YEG)は3月16日(土)、第43回全国大会 加賀能登の國いしかわ小松大会の記念式典で、第18回YEG大賞の受賞者を発表した。
同事業は、全国417商工会議所の青年部(YEG)が主体となって取り組む魅力ある事業・活動やプロジェクトなどを「YEG大賞」として広く募集し、表彰するもの。今年度は98事業のエントリーがあり、全国のYEG会員による投票を経て各賞を決定した。
今回の審査基準は、「地域の新しい価値や経済的発展と幸せの創出」「地域独自の文化や特性の活用」「組織としての団結や成長を促す」などの事業であることを盛り込んだ。
また、グランプリ・準グランプリ・優秀賞に加え、日本YEGが今年度の重点テーマとして掲げた3つの項目(①SDGs・人と自然の持続可能な共生社会推進 ②DX推進 ③男女共同参画推進)のいずれかを取り入れた、未来社会に貢献する事業を特別賞(Challenge Everything賞)とした。
グランプリは鳥取YEGの「第2回高校生ビジネスプランコンテスト」
投票の結果、グランプリには、鳥取県・鳥取YEGが開催した事業「第2回高校生ビジネスプランコンテスト」が選定された。
この事業は、鳥取YEG会員企業と鳥取市内の高校生をマッチングし、企業の悩みや課題を高校生の柔軟な発想力と突破力で解決に導く独自のビジネスプランコンテスト。
2回目の開催となったコンテストのテーマを「CIVIC PRIDE」~【鳥取愛】を胸に地元企業の更なる飛躍に貢献しよう~と題し、鳥取市内10校うち5校のエントリーがあり、事前ヒアリングと企業マッチングののちに、昨年10月に全9チームによるコンテスト形式で実施した。
グランプリ受賞者が思い描く地域の未来
グランプリを受賞した鳥取YEGの 井上 直樹会長が、事業を通じて描く未来への想いを語った。
「今年度のビジョンである「CIVIC PRIDE」~【鳥取愛】を胸に地元企業の更なる飛躍に貢献しよう~を目的に、第2回高校生ビジネスプランコンテストを開催しました。YEG所属企業と地元高校生をマッチングしたことで、参加した高校生からは「地域の企業のことがよく分かった」「地元の企業に就職したい」といった感想をもらうなど、もっと地元を愛してもらい、関わりを持ってもらうきっかけになりました。
過去に準グランプリを二度受賞しており、昨年度までは全国屈指の青年経済団体を目指すことをテーマに活動していましたが、今回、グランプリを受賞したことで、昨年までのビジョンの集大成となったと感じています。今後もこの事業を地元愛あふれるよう発展させるために、継続していきたいと思っています。」
日本YEGは、次代の担い手として、より活力ある地域と日本の経済社会の実現に向けてさまざまな活動に取り組んでいる。その全国規模のネットワークを最大限に活かし、各地のYEGの活力と魅力ある事業・活動やプロジェクトを発掘した「地域のYEGトピックス」を公開している。
地域社会へ価値をもたらすYEG活動の情報源として、会員相互の全国的な交流を促進と情報交換の機会を提供することで、地域活性化に貢献する事業を継続する。
https://yeg.jp/region-topics/
(第18回YEG大賞 グランプリ受賞 鳥取YEG情報)
会員数:203名(2024年3月現在)
会長名:井上 直樹
(第18回YEG大賞 受賞事業)
- グランプリ
鳥取県 鳥取YEG 第2回高校生ビジネスプランコンテスト - 準グランプリ
石川県 白山YEG いいとこ白山鉄道まつり2023 - 優秀賞
静岡県 浜松YEG 全体研鑽事業「渋沢栄一すごろく」 - 特別賞(Challenge Everything賞)
京都府 綾部YEG 「綾部市民の日」関連事業「講演会」、子どもの職業体験
▼日本YEG(日本商工会議所青年部)とは
若手経営者・後継者の相互研鑽と資質向上、交流を通じて、企業の発展と豊かな地域経済社会を築くことを目的とした青年経済団体で、国内各地の商工会議所に設置。
全国組織である日本YEGは、昭和58年4月1日に発足。
日本YEG加入青年部数:417箇所
日本YEG会員数:約32,400名 (※2024年2月末現在)
令和5年度日本YEG会長 木村麻子 所信全文・スローガンページ
https://yeg.jp/yeg2023/believe/
地域の個性や魅力が溢れる新しいまちづくり、日本の心豊かで持続可能な未来社会の実現に向けて、日本YEGは時代や地域の課題解決にチャレンジし、新たな文化的発展に寄与する