開催日時
令和3年11月14日(日)
開催場所
小山駅周辺
開催目的・内容
○目的
コロナ禍で疲弊した街に活気と勇気を取り戻すべく、企画しました。
小山市は駅を境にして街が東と西に分断されていて、恒例として開催されるイベントなども完全に分かれているのが現状です。
コロナ禍で人と人との距離ができてしまっている今こそ、東と西を結ぶようなイベントを開催し、小山市を、小山市民を一つに繋げようという想いを込めました。分断された東と西を結ぶ虹の架け橋のようなイベントにしたいと願い、「レインボーフェス」と名付けました。
○内容
小山レインボーフェスは3つのいうベントから構成されるフェスです。
①テイクアウトフェス
テーマ:時短営業などでダメージを受けた飲食店に希望を
内 容:市内の飲食店に出店を依頼し、昨今の時勢を汲んでテイクアウトを前提としたフードフェスとしました。
②レインボーロードフェス
テーマ:子供たちにはよろこびを
内 容:小山駅には昔、改札口のあった「南口自由通路」という東口と西口を結ぶ歩道があります。以前は
改札口があったため多くの人が通行しましたが、新しい改札口ができ、現在では通行人も非常に少
ない歩道となっています。その南口自由通路を風船や壁紙で明るく飾りつけし、子供たちを迎えま
した。
イベントとしてはその南口の自由通路に虹にちなんで7つのアトラクションを設置し、西口を受付
・スタートし、それらのアトラクションをクリアしながら東口のゴールを目指すスタンプラリーの
ような形式にしました。ゴールした参加者には記念メダルを授与し、子供たちが大人になってから
も記憶に残るようなものとしました。
③フィナーレオンラインフェス
テーマ:小山市に勇気を
内 容:2021年に完成した小山市新庁舎に映像を投影し、その様子をYouTubeライブで配信するイベント。
企画時、コロナ禍での緊急事態宣言中の開催も想定し、完全無観客での開催も可能なイベントとし
ました。
小山市民より「全力小山愛」をテーマに動画・画像を投稿してもらい、それらを一つの動画にまと
め、配信しました。
小山駅ビルにフォトスポットを設置して投稿を促し、特に子育て世代の市民から多くの協力を得る
ことができました。
詳細
コメント
コロナ禍で様々なイベントや催し物が中止を余儀なくされ、東京オリンピックも1年延期に加え無観客開催という社会情勢の中で、我々小山YEGもこの1年半「我々の存在意義は何か」「我々にできることは何か」を模索してきました。その中で、我々「地域を支える青年経済人として」街や市民に元気を与えるためにできることがあるはずだと考え、小山レインボーフェス2021を企画・運営しました。
企画を構想する中で、小山全体を巻き込んでいきたいという想いで、関係各所と模索していたところ、親会である小山商工会議所が創立75周年でありながら、記念事業を行うことに積極的になれない状況が分かりました。根気強く親会と対話を重ねる中で、青年部が企画・運営することへの多大なる理解と協力を仰ぐことが可能となり、更に企業協賛でも多くの企業がこの状況下で開催可能なイベントのあり方に対する期待を頂き実現することとなりました。
また、実はこのレインボーフェスを開催する目的がもう一つありました。それは小山YEGの「連帯感」を取り戻すことです。コロナは物理的なソーシャルディスタンスを強いただけでなく、人と人との精神的距離までも遠ざけるものでした。我々小山YEGも例外ではなく、何をするにも「できる・できない」「すべき・すべきでない」「正しい・正しくない」という対立的な考えや関係も散見し、昨年度以来メンバー同士の結びつきが弱くなってしまったという実感がありました。そうした中で、令和3年度福本会長の会長方針『志を胸に、小山YEG One Team‼ ~3つのカクシンを指針に~』に基づき、まずは小山YEGが率先してこのような大きなイベントを企画・運営することにより、メンバー全員が一つの目的に向かって協力し合い、小山全体に一体感を創出できると考えました。
実際に、執行部から各部会のメンバーへと徐々にその熱は浸透し、直前に開催した全体会議を経るごとにメンバーのモチベーションは高まり、メンバー同士のコミュニケーションも大幅に増加し、相互理解を深めることができました。開催日には小山YEG全148名中約90名が参加して運営業務に取り組み、スローガンでもある One Team を体現することができたと確信しています。
イベント当日は天候にも恵まれ、2,000名を超える市民が参加してくれました。この数は私たちの想定を超えるもので、フェスは大成功に終わりました。参加者、特に子供のはじけるような笑顔は、コロナ禍で疲弊した街に活気を未来への希望を反映してくれたと心から感じました。コロナによって我々自身を見つめ、変化し、行動することこそ次代を先駆ける青年の責務と信じ実現したイベントがこの「小山レインボーフェス2021」であります。