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上尾未来大学「聚正義塾」

上尾未来大学「聚正塾義」

天明8年に創設された成人や宿村民子弟を教育する郷学機関を、上尾商工会議所が現代に合わせ「人間力開発」を主旨として復活させました。(第4期終了式)

修了証

ディベート大会 塾長講評 修了式祝賀会

「聚正義塾」とは、1788年(天明8年)に上尾宿で地域住民の奉仕的な協力によって、成人や宿村民の子弟を教育する郷学機関として、江戸で学僧・詩僧としても名高い雲室上人を迎えて開校されたものです。今の埼玉県域では最も早い時代の創設で、“聚”は「寄り集まるところ」、“正”は「正しい・本物・長(おさ)」、“義塾”は「義捐金などにより公益のために設けた学び舎」の意味があります。 当時の様子を雲室上人は「今は上尾宿の郷生絶えず来て、少年輩の常に塾に集まり学ぶことを話せり」と当時の上尾宿の人々の学問への熱き思いを記しており、その先達の郷学を範としてその名を冠するものです。 *[雲室上人] 光明寺の第二六代・住職の雲室(一七五三‐一八二七)は、若い頃から儒学などにも造詣が深く、また、詩画を善くし、当時の文人たちとも幅広く交流するなどユニークな僧でありました。雲室の事蹟を知るには、自伝とも言える『雲室随筆』(『続日本随筆大成』第一巻 吉川弘文館所収)が最適です。雲室の画集『山水徴』『宋詩画伝』などは江戸時代に数回刊行されたようで、画家としても名を残したようであります。また、その詩集は文豪・永井荷風が日夜、愛誦したとも伝えられています。