下呂温泉(日本三名泉)
下呂温泉(日本三名泉)
温泉に入ると日本人に生まれて良かったと思いませんか?
下呂温泉は岐阜県下呂市にあります。江戸時代に将軍に仕えた儒学者、林羅山詩文集第三に全国の温泉の中で、草津、有馬、下呂が天下の三名湯と記され、「日本三名泉」と言われています。
人間と神様がまだ仲良しだった頃のお話し・・・
古い古い昔より、下呂には豊かに湧き出る温泉が有り、村の人たちに親しまれていました。
ところがある日、大地震がおこり、下呂のお湯がぱったりと止ってしまったのです。 村の人たちはたいそう悲しみました。
そんなある日、一羽の白鷺が益田川の河原に降り立ちました。あくる日も、その次の日も、その白鷺はやってきて、同じ場所でじっとしているのです。
不思議に思った村人がそこを訪れると、温泉がこんこんと湧き出ているではありませんか。 そして、白鷺が飛び去ったあとには、一体の薬師如来像が。そう、白鷺は村の人たちを哀れんだ薬師如来の化身だったのです。