ささら獅子舞

猿若・宰領とよばれる獅子の先導役と、腰につけた太鼓を叩きながら大獅子と中獅子、女獅子が四人で一組になって舞い、四隅に花笠をかぶった少年が立ち、ささらという楽器使って太鼓に合わせて演奏して行う芸能です。

上尾市藤波のささら獅子舞は、毎年１０月第一日曜日に行われる民俗芸能です。埼玉県や群馬県には１００を超える伝承団体があります。また、同種の芸能は関東から東北地方にかけて広く分布しています。藤波のささら獅子舞では、一人が一匹の獅子に扮し、大獅子と中獅子と呼ばれる男の獅子、女獅子と呼ばれる女の獅子の三匹が一組になって舞い、さらに猿若・宰領とよばれる獅子の先導役を含め四人で舞う芸能です。獅子舞は、笛の演奏にあわせ、三匹の獅子が腰につけた太鼓を叩きながら舞います。舞う場所の四隅には花笠をかぶった少年が立ち、ささらという楽器使って太鼓に合わせて演奏します。