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-星山荘にて委員長会議の風景- |
「旬」という言葉でまず思い浮かぶのは「食」。その食材が最もおいしい、言い換えれば一番活かされるとき。海や川の幸もあれば、山の幸もあり、また畑で栽培された作物もある。
ところで「場所の旬」ということを考えたことがあるだろうか。
季節の移り変わり、時の流れの中で、その場所が作る特別な表情(景観)が人々を感動させる。日本には古来から、この「場所の旬」を楽しむ文化があった。桜に代表される「花見」や「もみじ狩り」などがその具体例。これらの行事は今も盛んに行われているが、その価値と意味は薄れ、今はただの飲み会になっている気がする。(これもまた1つの文化ではあるが…。)
「旬」を迎えた場所で、大切な仲間と共にゆっくりと食を楽しむ。
人間だけに与えられた「豊かさ」を感じる行為としての食事を、特別な「場所」と「時間」の中で楽しむ心こそが自然を楽しむ心であり、環境を大切にする心につながる。
そんな思いを込め場所文化創造事業「フィールドカフェ」をスタートさせた。 |