仙台YEG Art Standing in SENDAI
ブロック:東北ブロック
道府県連:宮城県連
単会名:仙台YEG
事業名称:Art Standing in SENDAI
開催日:2022年10月24日から11月13日
開催場所:仙台市若林区堰場(宮沢緑地公園)
開催目的・内容:仙台YEGでは、2022年11月13日、「YEGの日記念事業」として「Art Standing in SENDAI」を開催しました。これは、仙台市中心部を流れる広瀬川の河川敷に、子どもたちの手で、30m×1.2mの巨大アートを描くプロジェクトです。制作期間には200名を超える子供たちが参加し、お披露目会と題したイベント当日には800名を超える親子連れや仙台YEGメンバーが集い、仙台在住のアーティスト・中川和寿さんの指導のもと、巨大ウォールアートを完成させました。
本事業を開催するにあたり、仙台YEGには2つの想いがありました。1つは「参加いただく親子に経験という財産を寄与したい」ということ、2つ目は「地元商店街の活性化を図りたい」という想いです。
2020年から続くコロナ禍により、仙台市内で開催される予定だったイベントは、多くが中止や縮小に追い込まれました。さらに、2022年3月の地震や老朽化の影響などで、仙台市博物館や仙台市美術館は臨時休館せざるを得ない状況です。
感性が豊かな小中学生、若い世代が、アートや非日常的なイベントに触れられる機会が激減しているのです。
また、外出自粛により、市内の商店街の活気もまだまだ戻らないのが現状です。仙台YEGのパワーで、仙台市内外から人を招き、活性化の後押しをしたいと考えました。
「Art Standing in SENDAI」では、壁画アートを描く広瀬川河川敷周辺の河原町商店街振興組合、長町商店街連合会と連携し、広報活動等を共同で実施しました。さらに、近隣の小・中学校16校に声掛けし、多くの小・中学生とその家族が壁画制作に力を貸してくれました。また、ハンデをお持ちの方々にも声をおかけし、みんなが一緒になって一枚の絵を完成させました。 参加者からは「久しぶりに子どもと一緒に楽しい体験ができた」「人が集まるイベントの楽しさを思い出した」等、喜びの声をいただきました。
また、イベントに際しては、クラウドファンディングでイベント費用を募り、目標金額1,500,000円に対し、1,581,900円の支援を50人の方からいただくことができました。YEGのアートイベントに対する期待の高さが伺える結果になり、ご協力いただいた方々には心から感謝の気持ちしかありせん。
YEGの綱領には「新しい文化の創造」という言葉があります。仙台市内でアートという芸術に触れる機会を創出することが、新しい仙台の文化創造の一翼を担ったと自負するとともに、親子が本物のアートに触れ、笑顔になる時間をつくったことで、家族としての記憶も創造できたと確信しております。
また、本事業開催後に宮城県内の地域団体様から本事業を模倣したいという問い合わせを頂いております。仙台市内だけでなく広い地域に活動を周知できた結果であると考えております。
仙台YEG、周辺商店街、そして子どもたちとその家族が、一体となってつくり上げた壁画には、仙台七夕や伊達政宗像、お祭りに参加する市民の姿などをモチーフとして、明るい塗料で仙台の四季を描いています。カラフルで笑顔あふれるこの壁画のように、仙台の文化と豊かな郷土を守り続けたいと想いを新たにしました。
詳細はこちら
https://www.sendai-yeg.jp/artstanding_in_sendai/
まとめ動画はこちら
https://youtu.be/95T6fEk7E-Y