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提言活動

提言書(平成19年度~平成24年度)

平成23年度

平成23年08月20日

②緊急要望書

日本商工会議所
会頭:岡村 正 殿

日本商工会議所青年部
会長:兵頭 弘章

【1】高速道路の東北地方無料措置の一部改正

高速道路の休日上限制度の廃止に伴い、被災者の高速道路無料化が開始されておりますが、一方で被災者への支援を行う一般車両が有料であることは、迅速な対応の足枷や移動に伴う負担の原因となっております。一日も早い復旧復興のためには、これらの負担の軽減も必要と考えます。また、被災者からの大きな声の一つに、観光客の激減が挙げられています。受け入れ態勢も整いつつあり、被災地では多くの観光客を待っております。

さらに、被災者証明発行においても、地方自治体においてばらつきが大きく格差が生じています。高速道路出口において大きな渋滞が発生し、事故も多発しております。

よって、これらの問題を解消すべく、現在の「東日本大震災に伴う東北地方の高速道路の無料措置通行方法」の一部改正を下記の表の様に要望いたします。尚、この要望により発生した上限の料金の取り扱いに対しては、復興財源に使って頂きたく要望いたします。

被災者支援 現行 改正案
対象車両 東日本大震災にかかる被災証明書、罹災証明書を有している者が乗車する車両で全車種 全ての車両
実施期間 平成23 年6月20 日(月)~当面1年間 現行通り
対象区間 別紙1 現行通り
対象となる走行 上記対象区間に存するICを入口又は出口とする走行

*ETCレーンはご利用いただけません。

上記対象区間に存するICを入口又は出口とする走行

ETC対応車両は、出入口にてETCレーンを使用する。
ETC未対応車両は、入口にて一般レーンより通行券をお取りになり、出口でも一般レーンを使用する。

料金 無料 上限1,000円

【2】被災者への自動車再取得処置

交通インフラの整っていない地方では、マイカーが重要な市民の足となっております。しかしながら、住宅や事業所への支援策が多い中、自動車の再取得対する支援策が足りないのが現状であります。東日本大震災で被災した代替車両取得時の、ローン金利負担緩和として、利子補給制度の創設を要望します。

【3】風評被害を受けている特産物の保証マーク作成

安全な食品にもかかわらず、福島第一原発の放射線による風評被害にさらされ、市場において価格が付かない、または標準価格よりも低い価格でしか取引されておりません。国民が安心して食品を購入できるように、政府が保証するマークを作成し、食品に添付し安全であるお墨付きをいただきたく要望いたします。

【4】医療費控除枠について

1月26 日に新燃岳が噴火し、今も断続的に降る大雨の影響による土石流と土砂により、九州地方も東日本と同様に被害が生じております。これからの災害復旧に際して東日本同様に被災地支援として、復旧支援車両に対して高速道路通行料金の優遇を要望いたします。

以上