日本商工会議所青年部「第41回全国会長研修会　山海の楽園こうち会議～百折不撓未来への扉をあけよう～」を開催

日本商工会議所青年部は、2023年11月17日・18日の２日間にわたり、日本全国418商工会議所青年部（ＹＥＧ）の「第41回全国会長研修会」を高知県高知市で開催した。同研修会は、各地のＹＥＧにおける課題解決、組織の活性化に繋げることを目的とし、メンバーの人間性の向上と地域経済の発展に寄与するための研修を提供する機会として毎年実施している。地域経済を支えるリーダーとして先導的役割を担う単会会長や次年度単会会長予定者、担当事務局を中心に、全国各地の若手経営者ら約2,000人が参加した。

テーマは「課題解決先進県が実現させる地方創生」

開会式では、日本商工会議所青年部　木村麻子会長（高松ＹＥＧ）が「いつの時代も勇気を持って変革してきたのは青年。これからの未来をつくる機会にしよう」とあいさつ。

開会式あいさつ　日本YEG　会長　木村麻子

その後の第101 回通常会員総会では、令和６年度　日本商工会議所青年部の役員選任、スローガン・会長所信が承認され、吉川裕太（秋田ＹＥＧ）会長予定者が所信表明した。

所信表明　日本ＹＥＧ　会長予定者　吉川裕太（きっかわゆうた）

初日（17日）は３つのテーマで研修を実施。１.ＤＸ研修では、高知県の事例とメタバース活用、2.ＳＤＧｓ研修では、日本ＹＥＧのＣO２削減の取り組みとマニュアルの活用、3.政策提言研修では、パネルディスカッションで単会の事例を紹介した。また夜には、高知城内で大交流会を開き、よさこい鳴子踊りなど高知の文化に触れる機会を提供した。

DX研修会　「DXで地域課題の解決にチャレンジする高知（課題先進県）とメタバースの活用事例」の様子

ＳＤＧｓ研修会　「令和5年度ＳＤＧｓ達成への取り組み紹介と単会への活動提案」の様子

政策提言研修会　郷創塾（きょうそうじゅく）　「まずはみんなでやってみよう！郷創塾からはじまる政策提言の道‼」の様子

２日目（18日）は、当年度単会会長・次年度単会会長予定者・事務局の３グループに分かれ、地域経済社会の発展を願い、日本の未来に向けた活動や事業について積極的な意見交換を行うなど、継続可能な地域創生の礎となる会議となった。

当年度単会会長研修

単年度制の枠を超えた持続可能な組織に向けたグループディスカッションや、次年度につなぐYEG活動をテーマに事例発表を行った。

次年度の単会会長予定者研修

令和６年度日本YEG事業への理解を深めると共に、各単会の基本方針・事業計画の作成の手助けとなるオリエンテーションを実施した。

事務局研修

YEG情報ツール活用の説明と各地の事例や課題を共有し、事務局業務の効率化やメンバーとのコミュニケーション円滑化へと繋げる機会とした。

また、会員を対象に高知の歴史・文化・食などに触れる７つの分科会も同時に開催した。

大会を終えて

三谷剛平大会会長（高知YEG）は、「まずは無事に大会を終える事ができ安心している。学びの結果を出すのはこれからの行動にある。課題解決先進県として、今後も高知県の地域創生の為に課題に向き合っていきたい。」と大会運営の先に高知県の未来を見据えた。

第41回全国会長研修会　山海の楽園こうち会議三谷剛平大会会長

三宮幸弘高知商工会議所青年部会長は、「大会を無事に終える事ができたのは全ての関係者に支えられたからだと実感した。大会を通して得た経験は他の何物にも代え難い大切なものになり、今後の高知YEGの活動に繋げていきたい。」と、この大会で得た経験や関係を一過性のもので終わらせず、未来への第一歩として歩みを進めていきたいと熱く話した。

第41回全国会長研修会　山海の楽園こうち会議の主管地