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一年間を振り返っての監事講評


 平成16年度、商青連を総評する意味で、監事の御二方より「一年間を振り返っての監事講評」を頂きました。

 13年度の総務委員会から始まり、14年度企画委員長、15年度副会長、そして今年度監事を務めさせていただきました。そして今年の3月をもって卒会を迎えます。この一年を振り返るというより、商青連活動4年間を振り返るという気持ちです。
 企画委員長のときの全国大会大阪大会、胃が痛くなった会長研修会柏カンファレンス。そしてその戦友とも言える森田さんの御逝去。副会長のとき、金大中元韓国大統領に拝謁できたこと。いつの間にか「鬼」の称号をいただいたこと。いろいろ思い出であふれています。
 商青連は活動の充実、対外的な周知、各大会のレベルアップ等、この数年で大きく進化したと思います。それと同時に各地単会も充実し、地域においてなくてはならない存在になってきたのではないでしょうか。
 今年度監事という役割の中、今までと異なった立場で商青連をみたとき、何かが欠けていると感じました。特に、議論がない。協議・審議にいても議論がなくして物事が決まっていく。そのことに大きな疑問を感じています。質問をしなくても理解できているのか、また何を質問すればいいのか分からないのか。限られた時間での会議ですが、工夫をすれば時間は取れます。会議の根本を考える必要があるのではないでしょうか。
 商青連と単会とではやはり距離があります。3万人のYEGメンバーの為に商青連出向者・執行部・ブロック代表理事はその距離を埋める為に努力しなくてはならないと思います。今一度、「誰が誰のために何をすべきか」をよく考え、焦らず「公平」と「平等」の精神をもって行動すべきではないでしょうか。
 この一年間つたない監事講評で申し訳ございませんでした。私は商青連活動の中で多くのことを学ばせていただき、多くの友を得ました。私は商青連が大好きです。商青連がもっと、もっと飛躍することを願っています。
 皆さん、「情熱」と「責任」をもって頑張ってください。
 一年間、いや四年間支えてくれた倉吉YEGの皆さん、商青連の皆さん、事務局の皆さん、そしてうちの奥さん、本当にありがとうございました。

監事 清水 雅文


 年に1、2度の集まりで、全国の意思を集約し総意で何か決めることには無理があることを岡山での総会で改めて感じた。次年度は、すでに今後のYEGのあり方を検討する委員会が設置されているが、YEGへの期待が、地域においても、また全国レベルにおいても高まっている今、組織や、その進むべき方向を根本から見直す必要がある。
 誰もが使えるモノがいいと言う「ユニバーサルデザイン」、しかし、誰もが使えることが必ずしもいいとは限らない。一人一人を大切にする、個性を大事にするということは、それぞれの違いを認めることであり、「誰もが」という言葉と必ずしも結びつかない。「人に優しい」だけではなく、「人が優しい」という意識を持つことが必要だと思う。

 話は横道に逸れたが、伝えたいのは「総意」がいいとは限らないということ。責任の伴わない賛成は質が悪い。役員会や総会に議案が上程され、質問も無く満場一致で承認される。しかし、各事業への参加状況を見ると、意見が無いのは関心が無いからであり、勝手にやってくれという役員の意思を表れだということが分かる。だとしたら議決は意味が無い。
 毎年役員が変わるから新しいことに挑戦できる。それは大いに価値あることだが、貴重なお金と時間を費やして行う事業が当事者の自己満足では困る。YEGの事業は“やる”ことを前提とし、目的・対象者・予算・方法について質問や意見を交わすことに意義と価値があり、その内容について納得したという意思表示が“賛成”であるはず。が、実際には「やる」か「やらないか」の判断になっており、まずこの意識を変える必要を感じる。
 考えてばかり、議論ばかりでは何も得られない。行動することが必要であり、その結果何を得るかが重要。ここで言う結果とは、成功したかどうかという単純なものではなく、事業の中で学んだことや今後についての考えであり、それらを客観的に整理し、役員会で他のメンバーと議論することに時間をかけられたら、それぞれの事業に参加した者だけではなく、組織全体でその価値を共有することが可能となり、充実した役員会になる。「言うは易し、行うは難し」だが、覚悟を持った行動があれば何事も成しえる。
 総会や役員会の見直しは、会議の方法論だけではなく、YEGの存在意義と価値の明確化につながるもの。具体的かつ積極果敢な活動を次年度に期待し、監事講評とさせていただく。

1年間お世話になりました。感謝!

監事 後藤 健市


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