伊万里YEG IMARI『燎』プロジェクト 『輝け!!イマリフェスタ ワンコイン募 金・伊万里提灯横丁~イマリのイルミ』
ブロック:九州ブロックYEG
道府県連:佐賀県連
単会名:伊万里YEG
事業名称:IMARI『燎』プロジェクト 『輝け!!イマリフェスタ ワンコイン募金・伊万里提灯横丁~イマリのイルミ』
開催日時:2021/7/1〜2022/3/30
開催場所:伊万里中心市街地
開催目的・内容:【開催までの経緯】
伊万里YEGは、例年11月末~2月末までの期間『イマリのイルミ』というイルミネーションの継続事業を主催し開催してきました。昨年度もコロナ禍の中で厳しい活動になると覚悟しておりましたが、そこで感じたのはコロナ禍で苦しむ地元を少しでも盛り上げたいという伊万里YEGメンバーの気持ちと、企業協賛という形でご支援を頂いている多くの事業所の声でした。結果として多くのご支援のもとに例年装飾をする伊万里市街地だけではなく、かつて水害で橋が流され町が分断されたときに、仮の橋として架けられた復興橋(当時の名称)である船屋橋(現在の名称)に、何十年の時を経て新たに苦しめられているコロナ禍に対し、再び必ず乗り越えようという復興への強い願いやメッセージを込めてイルミネーションを装飾し、伊万里の皆さま心に未来への希望の光を灯しました。
しかし現実は残酷です。今年に入ってからもコロナウイルスは終息することなく感染は拡大し、特に歯を食いしばって耐えてきた飲食店への客足は更に遠のくばかりでした。伊万里YEGにも多くの飲食店メンバーが所属し活動していて、この状況下でもあきらめずに前を向いて頑張っていますが、先の見えない状況が続いていました。
今年度、伊万里YEGは 『燎』 感謝・信頼・希望 ~共有すべき強い意志~というスローガンを掲げて活動しています。燎とは「かがりび」と読みます。決して消える事のない火であり灯(ともしび)です。コロナ禍で街から明かりが消え、人通りが減った伊万里の為に伊万里YEGとして何ができるかを考えました。
そして生まれたのが今回の事業である【IMARI 『燎』プロジェクト】です。
【開催目的】
昨年から続くコロナ禍の中にあって未来へ繋ぐ責任世代である我々が『一丸』となって、活力ある伊万里を取り戻し、新たに市街地に賑わいを創出します。そして伊万里全体がアフターコロナへ向けて、未来へ歩みだす為に『燎』(KAGARIBI)を灯します。
【開催内容】
①『ワンコイン募金』
提灯を設置する為、7月~10月末迄の約4ヶ月間、1口500円~のワンコイン募金として、伊万里市内の各飲食店や事業所、伊万里商工会議所等に設置した「募金箱」や「PayPay」と「クラウドファンディング」を利用した募金活動で、2500口の目標に対して、3300口を超える寄付が集まりました。
②『新設!伊万里提灯横丁』
伊万里市街地の飲食店通りに提灯を設置し、新たに伊万里横丁と銘打って飲食店への集客に繋げ、賑わいを創出しコロナ禍から立ち上がろうとしている飲食店を応援しました。
③『よこちょでハロウィン』
10月30日の提灯の点灯開始に合わせてハロウィンイベントを行い、伊万里駅前の広場での物産展や市街地に複数設置されている提灯を周遊するスタンプラリーを開催し、沢山の仮装をした人々が訪れ、再び伊万里の街中へ人の流れが生まれるきっかけを作りました。
④『花のイルミコラボ企画』
今年で19年目となる伊万里YEGの継続事業であるイルミネーション点灯式に合わせて、伊万里の市街地に架かる橋「相生橋」に、今回のワンコイン募金・伊万里提灯横丁に伊万里を応援する想いを持つ多くの方々から頂いた1口500円の寄付につき1つの花(伊万里を想う心)として、その口数分の3300個を超える花の形のイルミネーションを装飾し、昨年の復興を願った船屋橋のイルミネーションから一年がち、更に拡大したコロナ禍においても、伊万里市全体がこの一年を未来へ向けて前を向き、強く歩んできたというシンボルとします。
【開催にあたり】
IMARI 『燎』プロジェクト『輝け!!イマリフェスタ ワンコイン募金・伊万里提灯横丁~イマリのイルミ』は、開催目的にある責任世代である我々が一丸となり、伊万里の未来の為に事業を行うことが重要でした。
伊万里YEGが主催者となり、伊万里飲食業組合とのコラボし、これまで実現する事ができなかった伊万里青年会議所・JA伊万里青年部・西有田商工振興会青年部の伊万里管内の各青年団体を協力団体としてとりまとめ、伊万里市や伊万里商工会議所が後援となってこのプロジェクトを進め、ワンコイン募金~提灯の設置やハロウィンイベント~イマリのイルミへと繋げる一年を通した長期間にわたる事業となるため、伊万里が全体となって開催することに意味がありました。
また伊万里の市街地を彩る提灯の絵柄は、伊万里鍋島焼協同組合に協力して頂き、伊万里の窯元の皆様に提灯に直接絵付けをしてもらい、伊万里伝統の焼き物柄を組み込んだお洒落なデザインの提灯となりました。
伊万里YEGが主導する事業にこれだけの団体や市民が一丸となり、協力するのは初の試みでした。
【最後に】
今後は11月27日に伊万里YEG主催『第19回 輝け!!イマリフェスタ イマリのイルミ』としてイルミネーションの点灯式が行われます。この日から翌年2月28日まで新しく装飾される相生橋の「花のイルミ」を含め、伊万里市街地が約20万球のイルミネーションが点灯します。10月30日から点灯している伊万里横丁の提灯と合わせて、伊万里の冬の夜と人々の心を美しく彩り、コロナ禍から新しい日常に向けて歩みだす『燎』となる事を願っています。
また、今回のIMARI『燎』プロジェクトがきっかけとなり、12月11日に伊万里管内の各青年団体による合同事業として、8ヶ所での同時刻による花火打ち上げプロジェクトが開催される事となり、みんなで上を向いて未来へ進もうというメッセージを込めて、伊万里の夜空に花火を打ち上げたいと思います。