最新応募事業

ブロック:近畿ブロック
道府県連:大阪府連
単会名:吹田YEG
事業名称:公開事業「テクノロジーが切り拓く未来社会~変わりゆく時代、私たちは何をするべきか~」
開催日:令和4年10月3日18時30分~20時30分
開催場所:吹田市文化会館 メイシアター
開催目的・内容:10月3日(月)、吹田市文化会館メイシアター大ホールを会場に、公開事業を開催したところ、一般市民670名、来賓10名、当会シニア会員40名、現役会員80名と総勢約800名の方々に参集いただくことができました。ご来場いただいた皆様には心から感謝申し上げます。
事業では、「テクノロジーが切り拓く未来社会~変わりゆく時代、私たちは何をするべきか」と題し、第1部ではメディアアーティストの落合陽一氏による講演、第2部では吹田市長・後藤圭二氏と当青年部の佐賀健太郎会長とのディスカッションを行いました。
これは、商工会議所青年部の綱領・指針に則り、数ある社会的課題の解決にむけたテクノロジーの利活用の現状、今後さらなる実装が必要な理由、具体的な導入手法について、産官民で共有し、地域経済・地域社会の更なる発展につなげようという趣旨で開催したものです。
落合陽一氏は、筑波大学図書館情報メディア系准教授として研究に取り組みつつ、大学発の技術を社会実装する会社を起業、また報道番組のコメンテーターとして出演されるなど多方面で活用しておられます。近年では2025年大阪・関西万博のプロデューサーにも就任し、益々大きな注目を集めています。
同氏は、スマホの生産台数などを事例に世界の急速なテクノロジーの進化を説明。自身の研究成果である透明ディスプレイに双方向から字幕を表示することで、耳が不自由な方ともお互いの表情を確認しながら、意思疎通ができる技術などを紹介してくださいました。
その上で「技術も多様で、人間も多様。最適化できる組み合わせを見つけていくことが重要で、そのためには情報のオープンソース化が必要」と力説されました。個々人の健康データ(PHR)を一例に上げられましたが、北大阪健康医療都市(健都)を中心に、健康寿命の延伸を図る吹田市のまちづくりにも欠かせない要素だと感じました。
また、デジタル化の進捗により、「困っている人」を一人ずつ見つけることができるようになり、万博のテーマである「いのち輝く未来社会」を実現できるとも語っていただきました。
第二部のディスカッションでは、後藤市長から、吹田市におけるテクロノジーの先進事例として、児童・生徒に一人一台配備されたタブレット端末を使用してのストレスチェックの現状と今後のさらなる発展の可能性について紹介していただきました。また、佐賀会長からは地域のDX推進のため、吹田YEGとしてリテラシーの向上にかける意気込みを披露させていただきました。
本事業を通じ、テクロノジーの活用により、提供する製品やサービスをカスタマイズすることでビジネスチャンスが拡大すること、また、年齢や障害の有無に関わらず住民一人ひとりの幸福を実現できるようになることなど、次世代のまちづくりに必要な認識を共有することができました。今後は、この事業の成果を活かし、YEGが中心となって目指すべき方向性について産官民で議論し、提言活動につなげていきたいと考えています。
事業を通じ、吹田YEGへの市民理解を深めることでき、今年の目標である吹田YEGブランドの向上にもつながりました。多くの参加者の皆様から好評をいただいており、実りのある公開事業を開催できたことをうれしく思っています。

詳細はこちら
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02gtp5068hf21.html

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